漫画が実写化されると、得てして実写化自体に反対する声があるのだが、今回はそれ以外にも不満を持つ人たちがいたようだ。SNSの反応を見ると、「キャストが合わない」「実写になると山崎賢人出しとけ感がある」「素直に喜べない」など出演者の選出について大炎上状態となっている。また、不安の声を漏らす関係者も多い。
「今年山崎が主演したドラマ『グッド・ドクター』(フジテレビ)は、平均視聴率11.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)で成功を収めましたが、昨年に主演した映画『斉木楠雄のΨ難』や『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』は決して成功とは呼べない興行収入でした。やはりこの2作品の大爆死があったため、今回も“大丈夫なの?”という人がいるようです。もちろん一定数、イケメン俳優の共演に心躍らせる女性も多いのですが、それは前出の2作品でも同じことで、ヒットに繋がらなかった。今回も同じことにならないか心配です」(映画ライター)
近年の実写化成功例を挙げると、『銀魂』シリーズがあるだろう。作者の空知英秋氏が「基本泥船」と揶揄し、原作ファンを安心させたこともヒットの要因と言われている。
「やはり実写映画は、知名度がある分、叩かれやすい作品でもあります。イケメン、美女、演技派の俳優を集めて安心していてはいけません。『銀魂』は、それを逆手に取ったうまい宣伝方法をして切り抜けました。本作も何かしら手を打たないと、このままでは大変なことになりそうです」(同上)
映画の公開日は2019年4月19日に決定。来年、本作が映画界の『キングダム』になることができるのか……。今後のキャスト発表も含めて期待したい。