ASKAといえば、2014年9月に覚せい剤取締法違反などで有罪判決を受け、9月27日午前0時で4年の執行猶予期間が明けていた。
自身のライブ開催は13年3月のソロ公演以来、5年8か月ぶり。ステージに立つのは、16年10月に福岡で自身のバンドメンバーのライブに飛び入り参加して以来となった。
各紙によると、今回のツアーは音楽ブランド・ビルボードのプロデュースによるポップス、ロックとクラシックを融合したライブ。
3曲目を歌い終えると、「おまたせ〜。どんだけ〜。まぼろし〜」といきなりタレント・IKKOのモノマネで両人さし指を振ってシャウト。「ユーチューブを見てたら目に飛び込んできて、楽屋でやってたらウケたんで、今日はこれしかないと思った」と笑わせたという。
再始動のステージとなったが、「いろんな意味で自分の中で形となっていきます。我々と同じ空間を最高のものにして、同じ出口に一緒に出ていけたら」と独特の表現でファンに呼び掛けたという。
ライブはCHAGE and ASKA(活動休止中)の「熱風」でスタート。ソロでのヒット曲「はじまりはいつも雨」、チャゲアスの大ヒット曲「SAY YES」などを披露し、5000人の観客を魅了したというのだ。
「上機嫌だったというASKAだが、チャゲアスの活動再開時期については、『(相方のChageと)今はお互いやりたいことをやってるけど、その時が来れば…』と含みを持たせていた。ファンは待ち望んでいるだけに、活動再開は2人にとっての“使命”と言えそう。おそらく、ASKAの自主レーベルからの楽曲リリースとなりそうだ」(ライブを鑑賞した音楽関係者)
チャゲアスの直近のライブは2007年。待ちくたびれてしまっているファンのためにも、チャゲアス活動再開に向けての決断が待たれる。