日も短くなってきたし…そうそう横綱“白鵬”の連勝も62まで伸びましたが、11月の九州場所までひと休みですね〜。
何だか今年も終わった気分だわ〜。
な〜んてそんな事は言ってられない。
というのも日本酒にとって10月は特別な月。
だってだって10月1日はね…“日本酒の日”なんですよ〜。
日本酒の“酒”は、酉(とり)が元字で、この“酉”という字は、酒つぼを表す象形文字からできているんです!
酉は十二支でいうと、子(ね)、丑(うし)、寅(とら)、卯(う)…酉(とり)、と、10番目ですよね?
すなわち10月を意味し、昔は酒造りがこの頃から始まった事から(ちなみに現在は7月から)10月は“酒の月”と言われ、昭和53年に酒造元旦である10月1日が“日本酒の日”と制定されたのでした〜☆
なので「もう年末の気分〜」なんて、まったりしている場合じゃない! いかん、いかん。
さ〜て、前回の続き、秋の日本酒番付いっちゃいましょう。
○大関
『新潟県のお酒、“村祐”(純米吟醸)無濾過生原酒うすにごり』
これは私“蛇の目ピロコ”の出身地である新潟のお酒なんですが…。
酒どころ新潟には数々の有名酒があり、私も自慢じゃないけど新潟のお酒には結構うるさく詳しいはず! なんですけどね。
このお酒は…お恥ずかしいんですが知らなかった。
私の数少ない友人(日本酒博士みたいな方)が教えてくれ、ホントつい最近、先月ですよ、出会ったばかりなんです。
新潟のお酒のイメージを聞いてみると、たいていの方が「さっぱりしてる、軽い、飲みやすい」と答えます。
しかしこの村祐は、一口含むとまず甘みを感じ…すぐに今度は苦味が!?
グレープフルーツのような柑橘系☆といえばイメージが湧くでしょうか…。
“あまっ!”“にがっ!”と、まるで魁皇にはたき込みされた気分(?)を味わえるかも。
『秋田県のお酒、天の戸“天黒”(黒麹仕込純米吟醸)原酒』
こちらは通常“本格焼酎”で使用される“黒麹”を、なんと初めて日本酒造りに活用したという、新しい試みのお酒なんです☆
サッパリとキレのある味! なんですが〜、あとをひく、余韻を楽しめるお酒です。
まるで白ワインのような感覚で、アメリカ在住の友人も喜んで飲んでいました。
ただ、この日本酒はなかなか手に入らないみたいなので、手に入れるまで根気強く、皆さん頑張って下さい!何が何でも飲んで下さいね。
次回はいよいよ大本命“横綱”の登場です!!
夢と希望と感動を与えてくれ、勇姿を見せてくれた“白鵬”に負けず劣らずの日本酒をご紹介しますのでおっ楽しみに〜。
(女流覆面きき酒師・蛇の目ピロコ)