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名バイプレイヤー・大杉漣さんが急逝 ドラマ・バラエティで活躍

 俳優の大杉漣さんが21日、急性心不全のため死去したことを所属事務所が公式ホームページ(HP)で発表した。66歳だった。 同HPでは、「弊社所属の大杉漣が、2018年2月21日午前3時53分に急性心不全で急逝いたしました」と公表。葬儀は本人、家族の意向により親族のみで執り行うという。

 大杉さんは現在放送中のテレビ東京系ドラマ「バイプレーヤーズ〜もしも名脇役がテレ東朝ドラで無人島生活したら〜」、日本テレビ系バラエティー番組「ぐるぐるナインティナイン」の人気コーナー「グルメチキンレース・ゴチになります!」にレギュラー出演していた。

 訃報を受け、「バイプレイヤーズ」で共演し、亡くなる前夜まで一緒に撮影をしていた遠藤憲一、田口トモロヲ、松重豊、光石研が同日、連名でコメントを発表。

 番組公式サイトで、「余りにも突然のことで、メンバー一同、まだ現実を受け入れられないでいます。『バイプレイヤーズ』という実名を晒した上でのドラマで、そのリーダーであり、精神的な支柱でもあった大杉さんが突然いなくなるという喪失感は計り知れません」などと追悼した。

 各スポーツ紙によると、大杉さんは20日午後9時ごろまで、千葉・富津市内などで同ドラマの撮影を行った後、松重ら共演者と夕食をとり、宿泊先へ。

 その後、ホテルの自室で激しい腹痛に見舞われたため、共演者らのグループLINEを使って不調を訴えたという。松重がそれに気付き、タクシーで千葉県内の病院に搬送。松重から連絡をもらった遠藤ら他の共演者と、駆けつけた妻が見守る中、21日午前3時53分、そのまま帰らぬ人となったという。

 大杉さんは徳島・小松島市生まれ。明治大学中退後、73年に舞台デビューし、74年からは劇団「転形劇場」の初期メンバーとして活動。88年に転形劇場が解散すると、映像作品に進出。映画「ソナチネ」や「HANA-BI」など、北野武監督作品には欠かせない存在となっていた。心からご冥福を申し上げる。

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