報道をまとめると、ジャニーズは同日、関係者に資料を配布。「ジャニーズ事務所では、近年のスマホを中心とした情報伝達・情報処理が大きな比重を占めるようになった市場の変化に段階的に対応してまいりました」と、これまでの取り組みを紹介したという。
その資料によると、16年夏のファンクラブ会員のweb登録システムやコンサートでの電子チケット導入、17年11月のNetflixでのジャニーズWEST出演ドラマの全世界配信、同12月のV6岡田准一のLINE LIVEを実施などが紹介されていたとか。
それらの実績を踏まえ、記者会見、囲み取材、舞台あいさつなどのタレント登壇時の写真のwebニュースサイトでの使用解禁を公表。ただし、写真使用に関しては原則3カットまでと制限を付けているというのだ。
「ジャニーズのタレントが出る会見では、わざわざそのタレント抜きのカットを撮影させるなど、手間がかかった。ある国際映画祭ではそのことを知らない海外のメディアから、『何であんなことやってるの』と笑いものになっていたとか。今後、そういうこともなくなる」(ネット媒体の記者)
今年に入り、ジャニーズの公式サイトにはプロフィルとともにタレントの写真を掲載。そして、今回の英断に踏み切ったが、どうやら、影響を与えたのが、何かと話題の元所属タレントだというのだ。
「元SMAPの3人は積極的にネットビジネスを展開し、それなりに稼いでいる。その勢いは、ジャニーズが地上波から3人を“追放”したとしてもダメージにならないほど。3人の勢いを少しでも止めようと、社をあげてネットの世界に飛び込むようだ」(芸能記者)
元SMAPの3人にとって、今後、ジャニーズ勢が強力な“商売敵”になりそうだ。