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【雅道のサブカル見聞録】ボーカロイド、今度は楽曲原作のコミック化

 動画配信サイト、ニコニコ動画で人気の歌詞、メロディー、音声合成ソフトVOCALOID(ボーカロイド)の『鏡音リン・レン』で編集された楽曲、『悪ノ召使』。その歌詞をモチーフとしてストーリー化したコミックが6日にジャイブより発売された。

 ソフトを購入したアマチュアユーザーがオリジナル楽曲を制作するボーカロイドシリーズは、基本的に著作権というものが商業ベースに乗っからない限りない、それに加えキャッチーなパッケージキャラクターの二次創作も活発で、絵やアニメーションを付けた動画投稿で人気となり、拡張性の高いインターネット文化で発展してきた。CD化、ゲーム化、とネット以外での動きも活発になり最近では一つのジャンルとして確立しつつある。

 シリーズ中、初めてアニメ調のパッケージを使用し、ボーカロイド人気の火付け役となった、クリプトン・フューチャー・メディア発売の『初音ミク』登場から4年が経過しようとしているが、人気は衰えるどころか昨年の5月には『EXIT TUNES PRESENTS Vocalogenesis feat.初音ミク』でオリコン週間アルバムチャートで1位を獲得。今年の7月2日には大型透過スクリーンを使用した単独ライブがロサンゼルスで行われるなど、根強い人気を得ている。さらに今回はキャラクターそのものではなく、楽曲のコミカライズ。この表現力の幅の広さには計り知れないものがある。

 今までは二次元アイドル的な扱いであった本シリーズの新たな可能性として、この作品には期待を持って見守りたい。メディア展開として安定化を見せ始めたと思われたボーカロイドだが、まだまだ新しい可能性は眠っていそうだ。(斎藤雅道)

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