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飼い猫を“二重まぶた”に整形した女性、世界中から批判殺到 ペットの美容整形は珍しくない?

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画像はイメージです

 中国・江蘇省南京市に住むとある女性が、自身の飼い猫を整形させたことで批判が殺到している。

 海外ニュースサイト『デイリー・ミラー』が2月27日に公開した記事によると、この女性は、一見、どこにでもいるような普通の姿をした灰色の飼い猫の顔が“不細工”だと感じ、整形手術を受けさせることを決意。同省で放送されたテレビによると、女性は市内にある動物病院に依頼し、一重だった猫の目を二重になるよう施術させたそうだ。整形費用は、およそ1万元(約16万7千円)。公開された写真を見ると、猫は目の周りの毛を剃られ、顔は全体的に痛々しく赤く腫れ上がっている。

 さらに驚くことに、同記事によると病院のスタッフが同テレビ局から取材を受けていた。そのスタッフは「ペットの二重瞼の整形は決して珍しいことではない」と発言している。特に犬に多いようで、「多くの飼い主がドッグショーなどに参加させるため、整形を施すことがある」と語っている。スタッフは「とはいえ、ペットに健康上のリスクがあることは否定できない」と付け加えた。同記事では、整形が飼い主のエゴであることは否定できないとしている。

 このニュースを受けて、ネット上では「全く理解できない」「最低で悲しい。彼女は猫を飼うべきではない」「この女性は残酷で狂気でしかない」といった批判が殺到。海外の動物保護団体もこのニュースを引用して、飼い主や動物病院を痛烈に非難している。事件の影響力は大きそうだ。

 しかし、ペットの整形は中国以外でも行われている。2017年にはロシアの女性が、映画『マスク』に出てくる犬に憧れ、自分が飼うジャックラッセルテリアのピンと立った耳をわざと垂れ下げるように整形させ大きな批判を浴びたことがある。また、お隣・韓国では、数年前からペットの美容整形が流行していて、チャウチャウ犬をパンダのように変身させる整形が一時話題になっていた。

 ブラジルでは2014年に猫と犬の美容整形手術を禁じる法案が可決された。法律で禁止しなければならないほどペットの整形が世界的に問題になるとは、なんとも残念な話だ。

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