2着まで桜花賞優先出走権が与えられる。重賞ウィナーのトーセンベニザクラ(フェアリーS)を除く、15頭は出走権獲得のかかった大事な一戦。その中で、本命には良血馬のタガノキャンドルを推す。
母ブゼンキャンドルは秋華賞(99年)他4勝を挙げた名牝。血統的背景は確かでクラシックを狙える素質の持ち主なのは間違いない。500キロを越す雄大な馬格からも奥の深さが感じられ、前走のオープン特別エルフィンS3着(0秒3差)が実力の証し。運の強さも備わっている。1枠1番と絶好の枠順を引き当て、勝利の女神をグッと引き寄せた。
道悪馬場は新馬戦(2着)で克服済み。馬場状態に左右されないのは強みだし、先行抜け出しの勝ちパターンが決まる。
相手は、格上馬のトーセンベニザクラだが、中山千六2戦2勝中のパララサルーも条件的に好勝負必至。伏兵陣も多士済済。ガーネットチャームと、メイブリーズが台風の目になる。
◎1タガノキャンドル
○5トーセンベニザクラ
▲13パララサルー
△2ガーネットチャーム、3メイブリーズ
☆中山10R「サンシャインS」(芝2500メートル)
スタミナは筋金入りの、フミノヤマビコで今度こそ。
昨夏の北海道シリーズは2600メートルの特別を連勝し、真骨頂を見せつけている。使い込まれて調子を上げていくタイプで、休み明け3戦目(10着、2着)のここは本領発揮が期待できる。前走から僅か1キロとはいえ、ハンデが軽くなったのも魅力。北海道シリーズの再現だ。
相手は、上がり馬のエーシンミラージュだが、不完全燃焼に終わったヴァーゲンザイルの巻き返しもある。
◎12フミノヤマビコ
○8エーシンミラージュ
▲1ヴァーゲンザイル
△4モーニングフェイス、9タニノエポレット
☆中山9R「館山特別」(芝2000メートル)
2年4か月の長期休養を経て、(7)(6)(3)(3)着と着実に復調の跡を示す実力馬のサトノエンペラーをイチ押し。
早目にからまれる苦しい展開をしのいで、アタマ・クビ差3着に逃げ粘った前走は勝ちに等しい内容だった。ここは他に行く馬がいて競馬はしやすい。好位マークから力強く抜け出すと見た。
◎3サトノエンペラー
○6アドマイヤラクティ
▲8ラッキーバニラ
△1バウンシングライト、4マイネルグート
☆中京11R「伊勢特別」(ダ1900メートル)
デキの良さが目立つ、アルバトンに期待。
直線メンバー最速の差し脚を爆発させ2着(0秒3差)と迫った前走は特筆されて良い。昇級戦でいきなりメドを立て勢いは誰にも止められない。今度は突き抜ける。
◎9アルバトン
○10メイショウイッシン
▲16トリノ
△6セトノハリケーン、8マイネルプリマス
☆阪神11R「ポラリスステークス」(ダ1400メートル)
休み明け3戦目で走り頃の、アイアムアクトレスが狙い目。
破竹の2連勝でユニコーンSを優勝した逸材が、ここで目を覚ます。調子に加えて、距離、ハンデなど好材料が目白押しだ。
強敵は、昨秋以降(1)(1)(1)(2)着と充実ぶりは目を見張らせる、アルゴリズム。
◎1アイアムアクトレス
○4アルゴリズム
▲9ブライトアイザック
△3インペリアルマーチ、5ヒラボクワイルド
※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。