なお、現在TBSの朝8時から放送中のTOKIO国分太一と真矢ミキが司会を務める『ビビット』は、今月末での終了が決定。9月27日まで放送を行い、30日からは『グッとラック!』へ切り替えられる。
国分は2014年から2015年まで放送されていた『いっぷく!』を含めると、約5年半に渡り、「TBSの朝の顔」を務めていたが、あと1か月弱で志らくに変わることになる。
さて、誰しもが驚いたと思われる「国分打ち切り」「志らく抜擢」の経緯だが、一部では以下のような狙いがあるという。
「国分さんの『ビビット』は、開始当初から低視聴率が局内で問題視されていて、最近では2〜3%台と民放の情報番組ではダントツの最下位でした。その上、国分さんはジャニーズ事務所所属でギャランティも高く、年間4億円も支払われていたといいます。今回の打ち切りは、高騰する朝の情報番組の製作費を見直すことが前提にあったと思われます」(某週刊誌記者)
また、落語家である志らくの抜擢には、以下のような事情があるという。
「志らくさんの所属するワタナベエンターテイメントでは、志らくさんは『文化人部門』に所属しています。文化人部門は専属契約のタレントに比べて10分1程度のギャラしか発生しないので、使い勝手が非常にいいんですよ。恐らく、国分さんの150万円に比べると、1回のギャラは20万円程度ではないでしょうか。既にお茶の間では、お馴染みのタレントの一人になっていて、かつギャラの安い志らくさんをここで使わない手はないでしょう」(某週刊誌記者)
だが一方、志らく司会の『グッとラック!』は、次の情報番組が決まるまでの期間限定の「つなぎ番組」ではないかとする話もある。
「『グッとラック!』は文化人でギャラの安い志らくさんに加え、パートナーのアナウンサーも全員TBSに所属している若いアナウンサー達です。製作費は『ビビット』の半分以下で済むでしょう。TBSとしては、仮に『グッとラック!』があまり視聴率が取れなくても問題にならず、次の番組を準備するための期間も十分に取れるでしょうし、志らくさんも本業の落語があるので、番組が打ち切られても収入減のダメージはありませんからね。リスクを負わない番組作りは今のTBSにピッタリだと思います」(某週刊誌記者)
『ビビット』がTBSに与えた影響は、想像以上に大きかったようだ……。