後篇は全国313スクリーンで公開され、オープニング2日間で興収約1.6億円を記録。興収約1.2億円でスタートした前篇を上回る出足となった。前編はこれまで興収6.8億円をあげており現在も公開中。「前篇の終わり方ではかなりモヤモヤ感が残る。そのモヤモヤ感を残したくなければ、同じ劇場で2作を一気に見ればスッキリする」(映画ライター)
2位は「映画 暗殺教室」で興収23億円を突破した。3位は前週1位だった「映画ドラえもん のび太の宇宙英雄記(スペースヒーローズ)」で興収36億円を突破。昨年春休みに公開された「映画ドラえもん 新・のび太の大魔境 ペコと5人の探検隊」の35.8億円を超えた。前週3位の「エイプリルフールズ」は4位だったが、2位から4位までは東宝配給作品。東宝が配給する8位の「ストロボ・エッジ」は興収20億円を突破した。
「近年、邦画は東宝の“一人勝ち”が続いているが、今年はさらにほかの映画会社との差が広がりそう」(同)。
6位は「第87回アカデミー賞」で作品賞・監督賞を含む4部門を制した話題作「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」で興収は約8100円。初日だった10日の数字を加えると1億円を超えたが関係者には物足りない数字か? 離婚騒動で渦中の女優の米倉涼子が登場したPRイベントは話題になったが、集客には結びつかなかったようだ。
17日には人気アクションシリーズの最新作「ワイルド・スピード SKY MISSION」、18日にはいずれも人気アニメを映画化した「ドラゴンボールZ 復活の『F』」、「名探偵コナン 業火の向日葵」、「映画クレヨンしんちゃん オラの引越し物語 サボテン大襲撃」が公開。来週はこの3作品が上位に食い込み激戦が繰り広げられそうだ。