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橋本千春の勝馬ピックアップ!(3/20) 阪神大賞典、他3鞍

 東北関東大震災の影響により、中山競馬は3月27日まで開催中止。関東の有力騎手はこぞって阪神競馬、小倉競馬に遠征していった。

 その中に、菅原 隆一騎手(美浦・保田厩舎)の名前がないのは寂しい。昨22年にデビュー。6人の同期の中で勝ち星がないのは、菅原騎手唯一人だ。
 なかなか勝てない最大の理由は、騎乗数に恵まれないからだ。そこでJRAに提案したいのは、若手見習い騎手戦の番組を毎週土・日二日間に一鞍づつ設けて欲しい。
 義理人情が希薄な今の時代は、主催者であるJRAは積極的に行動を起こす責務があると考える。せめて、減量の特典がある間は一鞍でも多くチャンスを与えてほしい。
 若手騎手のレースでも馬主、調教師にとって1勝の重みは変わらないのだから。人(騎手)を育てることは、馬を育てる以上に大切なことだ。

 阪神11R「阪神大賞典」(芝3000メートル)
 ダイヤモンドSで3着(0秒5差)と好走し、ここに大きく望みをつないだキタサンアミーゴが狙い目。
 初の3000メートル級で、ステイヤーとしてのポテンシャルの高さを示した内容だった。実際、陣営もデビューから一貫して2000メートル以上に出走させ、二千〜二四で全5勝を挙げている。
 円熟期の5歳を迎え、ついに待望の初重賞制覇だ。人気のコスモメドウと3キロ差あった斤量が、今回は1キロ差に接近。しかも、ホームコースと条件は大きく好転した。
◎9キタサンアミーゴ
○2コスモメドウ
▲6トウカイトリック
△10モンテクリスエス
△12オウケンブルースリ

 阪神10R「若葉ステークス」(芝2000メートル)
 強敵相手に連続2着中(いずれも時計差なし)と惜敗続きの、ユニバーサルソングが今度こそ決める。
 前走の共同通信杯は3着を1馬身1/4差突き放しており、内容は負けて強し。このメンバーなら、もう負けは許されない。
◎8ユニバーサルソング
○3サトノタイガー
▲1コンノート
△4ダノンシャーク
△6リキサンマックス

 阪神9R「伊丹ステークス」(ダ1400メートル)
 昇級戦の河原町Sでいきなり、時計差無しの2着と好走。早くもメドを立てた、メイショウボンハオをイチ押し。
◎12メイショウボンハオ
○2インペリアルマーチ
▲7エアウルフ
△5ビヨンドマックス
△6ドリームスカイラブ

 小倉11R「中京記念」(芝2000メートル)
 昨秋の秋華賞(0秒8差11着)以降、超一流のGIメンバー相手に好戦してきた、オウケンサクラにとって今回はいかにも恵まれた。
 天皇賞・秋4着だけ走れば、アッサリ突き抜けるシーンがありそう。
◎10オウケンサクラ
○7ラフォルジュルネ
▲2シンメイフジ
△4ナリタクリスタル
△ブロードストリート

※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。

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