◎キタサンブラック
3連勝で朝日杯FSを制したダノンプラチナ、共同通信杯でエンジンの違いを見せつけたリアルスティール、京成杯で3勝目を挙げたベルーフ、新潟2歳Sをレコード勝ちしたミュゼスルタンらの重賞勝ち馬が揃った。これらに重賞好走歴のある馬が何頭か加わり、弥生賞に負けず劣らずのメンバー構成となった。
膝の骨折で6カ月半ぶりの実戦となるミュゼは割り引きが必要かもしれないが、抜け出してから抑える余裕のあったダノンや圧倒的なスケールで新馬、重賞を連勝中のリアルの競馬を見せられると人気サイドでの決着で仕方ないと思われる。
矢鱈に穴狙いするレースではなさそうだが、地味ながらもデビュー2連勝中のキタサンブラックには穴馬としての魅力が感じられる。大型馬でもあり、ひと叩きしての良化を見込んで使った新馬戦で外一気の差し切り勝ちを決め、期待どおりに良化した2戦目は行き脚が一変、2番手から楽に抜け出して後続を突き放しての楽勝だった。
この中間も素軽い動きを見せており、さらに良化気配。状態面は高いレベルで安定している。初めての中山となるが、レースが上手になっており十分に対応できるだろう。
キタサンからリアル、ベルーフ本線に買ってみたい。
馬連 流し
(1)-(3)(6)
3連複 軸1頭流し
(1)-(3)(6)(7)(8)(10)
<プロフィール>
仲町通(なかまち・とおる)
在京スポーツ紙の競馬記者として美浦・栗東トレセンに足を運ぶこと20年。厩舎関係者への綿密な取材の下、穴党として数多くの万馬券ヒットの実績を持つ。この春、フリーとして転身。本名非公開。
※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。