「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」はいまだに好調の「君の名は。」を上回り、初登場1位を獲得。11月23日から公開され、土日2日間で54万6000人を動員、興収8億2300万円を記録した。23日からの5日間では興収17億円を突破し、興収50億円以上が見込める好スタートとなった。
2位は「君の名は。」。週末2日間で15万7000人を動員、興収2億1110万円をあげ、累計興収は194億円を突破。国内歴代興収6位の「もののけ姫」(興収193億円)を抜き単独6位に浮上した。これで5位の「ハウルの動く城」(興収196億円)も射程圏内に入り、年内に興収200億円突破が濃厚となった。
「好調な成績を受け、来年に入っても公開されることが決定したようだ。今後、注目されるのは、続々と発表されていく映画賞で何冠を獲得するか。作品の内容的には続編も期待されるが、いまのところ、その構想は浮上していない」(映画業界関係者)
4位は新作で、阿部寛主演で東野圭吾の同名サスペンス小説を映画化した「疾風ロンド」。
5位には、人気シミュレーションゲームを原作に、15年放送のテレビアニメを映画化した「劇場版 艦これ」がランクイン。全国60スクリーンでの公開ながら、オープニング2日間で7万人を動員、興収1億円を突破した。
また、能年玲奈改め「のん」が声優を務める、2週連続10位だったアニメ「この世界の片隅に」が6位にランクアップ。公開スクリーン数は初週より14館増えて82館となり、週末2日間で4万4048人を動員、興収6494万9160円を記録した。
12月3日は川端康成の同名小説を現代版として映画化した松雪泰子主演の「古都」、蒼井優主演の「アズミ・ハルコは行方不明」などが公開される。
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