さて、今週は中央、地方が入り乱れた春の速い奴決定戦がおこなわれます。その名は「東京スプリント(JpnIII)」。大井競馬場が決戦の地となり今年で25回目を迎えますが、過去にはフジノウェーブ、スーニ、ラブミーチャンなど歴史に残る速い奴が勝利しています。今年も各地からスピード自慢が集結し、熱く激しい火花を散らす。
今春の速い奴はこの馬! 芝、ダートとマルチに活躍するKis-My-Ft2藤ヶ谷大輔ことノーザンリバーです。藤ヶ谷大輔は、ドラマ、舞台、バラエティー、歌手とマルチに活躍しており、その上イケメン。ノーザンリバーも芝、ダート問わず重賞を制しているイケメン。そんなマルチでイケメンなところが似ています。ダートはこれまで12戦していますが、掲示板を外したのは僅かに1回と堅実。昨年の京都オータムリーフプレミアムから前走まで1、1、2、4着。それもOP、GIII、GIII、GIでのもので完全本格化を印象付けました。1600mでの勝ちはありますが、これまでのレースぶりから1200mがベスト。今年の短距離王になる為にもここは負けられません。
相手筆頭は無冠の天才打者・巨人軍の高橋由伸外野手ことセイクリムズンです。両者の共通点はビッグタイトルがないこと。高橋由伸選手は、入団当初から天才打者と呼ばれ、打撃部門のタイトルを取るのは時間の問題とされながらも未だ無冠。セイクリムズンもJpnII、JpnIIIのタイトルは取れるももの、JpnIのビッグタイトルは未だに取れていません。そんなところが似ている両者です。今年初戦の根岸Sでは、GI以外では見たことのない大敗を喫し、今年で8歳さすがに衰えが見え始めたかと思いました。が、前走の黒船賞では、トップハンデを背負いながら早め先頭からの押し切り勝ちを収め、まだまだ衰えていないところを見せつけました。大井は5戦して5着以下がない得意の競 馬場で、ましてや本競走には昨年、一昨年と参戦し、2着、1着と相性のいいレースです。今年こそ悲願のビッグタイトル獲得に向けて、ここは好勝負必至です。
一発があるならパドトロワ。こちらは芝短距離のスペシャリストで、ダートは今回が初。本馬は520kgを超える大型馬で、洋芝を得意としていたようにパワー勝負は望むところ。芝で重賞勝ちがあり、スピード能力にも自身あり。ダート適性さえあれば一気に今年の短距離路線の主役になる可能性も。
以下、前走距離短縮がプラスに出たジェネラルグランド、大井競馬しか走らない男・コウギョウダグラスまで。
◎(13)ノーザンリバー
○(11)セイクリムズン
▲(3)パドトロワ
△(6)ジェネラルグラント
△(9)コウギョウダグラス
買い目
[馬単]6点
(13)→(11)(3)(6)(9)
(11)→(13)(3)
[3連単]6点
(13)→(11)(3)→(11)(3)(6)(9)
※出走表などのデータは、必ず公式発表のものと照合し確認して下さい。
<プロフィール>
ハッシー
山梨県出身。学生時代大井競馬場で開催された大学対抗予想大会の優勝メンバーの一員。大学卒業後北海道へ渡る。浦河にある生産牧場を経て、在京スポーツ紙に入社。牧童経験を活かし、数々の万馬券を的中する。中にはパドックで選んだ4頭で決まり、3連単100万円越えあり。本人いわく馬の気持ちがわかるとか。