MCが人気アナの鈴江奈々アナから、山岸キャスターに交代した直後、「NEWS ZERO」の視聴率は急降下した。これは、ミニスカ封印を宣言した山岸キャスターに対する視聴者の反発とも思われた。
しかし、同番組の視聴率は4月第4週あたりから、ジリジリ上昇の気配を見せている。特に顕著なのが月曜日で、5月6日は9.5%(視聴率は以下、すべて関東地区)、同13日は9.7%と2ケタ台目前まで迫った。
視聴率上昇に気を良くした山岸キャスターは、「私のおかげ」と、勘違いしたのか、最近では服装もめっきり手抜きで、スカートどころかパンツルックで登場する日も少なくなくなった。
しかし、山岸キャスターは視聴率アップに、特に貢献していないというのが、もっぱらの業界の評判のようだ。
「同番組の視聴率が上がったというより、元の数字に戻ってきたというのが正確です。鈴江アナの降板後、一度は平均5%台程度まで落ちたものが、平均7%台程度に回復しています。山岸キャスターが出演する月〜木曜日の数字を分析すると、明らかに月、火曜が良くて、水、木曜が悪いのです。月曜は櫻井翔(嵐)、火曜は桐谷美玲が曜日キャスターを務めていますが、数字が戻ってきたのは2人の貢献度が高いとみてとれます。山岸キャスターは、特に数字に関係してないでしょう」(某テレビ関係者)
ただでさえ、「NHKから引き抜かれた」と大物気どりの山岸キャスター。急落した視聴率が戻ったのは、「私の実力」と勘違いされたのでは、制作側としてはたまったものではない。この現状では、ミニスカ復活など遠い話だ。
山岸キャスターの後任で、NHK「サタデー・サンデースポーツ」のMCとなった杉浦友紀アナは、対抗心からか盛んにミニスカで登場している。少しは、杉浦アナの爪のあかでも煎じて飲んでほしいものだ。
(坂本太郎)