久しぶりに目頭が熱くなりました。日本女子ソフトボールの金メダル。エースの上野投手が2日で3試合。それも延長戦を克服して、413球も投げ続ける驚異の熱投ショー。彼女が頑張るからナインもあきらめない。素晴らしいチームワーク。仮にこれが日本のチームでなくとも私は感動したはずです。スタンドの中国の一般ファン、そして米国のファンからも、多くの拍手が起きていたそうです。
本来、スポーツ、とりわけオリンピックというものは、こういうものだと思います。女子ソフトボール、野球は次回には見られなくなります。何とも残念無念。再び今回の女子ソフトボールのような劇的ドラマの再演を期待するスポーツファンは少なくないはずです。
さて、あす日曜は札幌で秋の古馬戦線に重要な意味を持つ「札幌記念」が行われます。圧倒的な人気に推されそうなのがマツリダゴッホ。昨年の有馬記念で劇的な優勝。日経賞も圧勝。その勢いで香港に遠征し、無念の6着。そのときは能力をフルに出せなかったそうです。
私はこのマツリダゴッホ、本来2000mという距離が向いていないのではないかと思います。昨年の札幌記念で1番人気に推されながら、4角2番手から伸びを欠き7着。秋の天皇賞も15着。明らかに距離がこたえた印象です。
顔ぶれから先行馬が多く、差し、追い込み馬に有利な展開と、一見思えるのですが、あえて私はコンゴウリキシオーを本命に推しました。
普通の騎手であれば、このリキシオーに競りかけるなどとは到底考えられません。となると、間違いなくリキシオーの単騎逃げ。最近はマイル戦を中心に走っていますが、2000mの金鯱賞を独走するなど、距離に対しては融通性のあるタイプ。実際、<2414>と2000mに適性を見せているし、1分57秒4の持ちタイムもメンバー最右翼です。前走の安田記念、ウオッカに早めに捕まりながらも、2着アルマダとは0秒2差。驚異の粘り腰。さらに、今回は57kgでの出走。ズバリ!逃げ切りです。