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富士S(GIII、東京芝1600メートル、25日) エイシンドーバー 久々も仕上がり文句なし

 安田記念(3着)で影をも踏ませてもらえなかったウオッカはこの秋、中距離路線へ。主役不在のマイル戦線で一気に頂点の座を狙おうというのがエイシンドーバーだ。

 「暑さに弱く夏場は毎年、ガタッとくるが、今年はうまく乗り切れたみたい。いい体つきで牧場から帰ってきた」と森本助手。中間はプールに坂路、そしてコースとあらゆる施設を利用し、入念に調整されてきた。
 1週前には乗りかわる内田騎手が栗東に駆けつけ、追い切りに騎乗。DWコースで6F78秒0を叩き出す圧巻のパフォーマンスを披露した。「動きは文句なしだし、ジョッキーもいい感触をつかんでくれたと思う。これなら初戦から期待できそう」。東京は昨年の京王杯SCをレコードで飾った相性のいい舞台。スピードの違いをいきなり見せつける。

 【最終追いVTR】目いっぱいやった先週に続き、直前も坂路で併せ馬を敢行。800メートル52秒0→38秒4→13秒0をマークした。力強い脚さばきで駆け上がり、パートナーを圧倒。久々も仕上がりは文句なしだ。

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