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クイーン賞 南関東にユキチャン再び“降臨”

 今春の関東オークス(JpnII、川崎2100メートル)を1秒7の大差で逃げ切り勝ち。白毛馬として史上初の重賞制覇を記録したユキチャンが、10日の船橋メーン「第54回クイーン賞」(JpnIII、1800メートル)で2度目の重賞制覇を目指す。

 関東オークス以降は、JDDの競走除外でケチがつき、クイーンS9着、シリウスS8着、そして、秋華賞は17着ブービーと散々。しかし、ここにきて調子は再び上昇中だ。

 事実上の本追い切りとなった1週前には、美浦ポリトラックコースで2頭併せを敢行。5F62秒5→48秒6→35秒7→12秒0(一杯)を計時、パートナーに1馬身2分の1先着と、豪快なデモンストレーションを披露した。

 越智助手が「時計が速すぎて、逆に反動が出ないか心配」とうれしい悲鳴をあげれば、ケイコ役の二本柳騎手も「凄くいい動きでした」と満面に笑みを浮かべた。

 今回は中央に比べて、相手関係もグッと樂になる。「自在に動けるのでハナにはこだわらない。ヨーイドンの瞬発力勝負にならなければチャンスはある」と越智助手は復権を誓っていた。

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