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ジャニーズ×偉才×天才の深夜番組、まさかの人気バラエティ枠昇格 異色トリオの魅力は

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バカリズム

 家事と向かい合って来なかった独身男性3人が、デキる男に生まれ変わる。そんなコンセプトで昨年4月にスタートしたのが、「家事ヤロウ!!!」(テレビ朝日系)だ。“ジャニーズの中堅”KAT-TUN・中丸雄一が、俳優・脚本家としても大活躍中の“偉才”バカリズム、“高学歴の天才”メイプル超合金・カズレーザーと手を組んで、地味ながらも家事スキルを高めている。

 ドキュメントバラエティーと呼ぶにふさわしい同番組は、初回オンエアが「たたみ方」という次元の低さからスタートした。その後は、「キッチンの汚れ落とし」、「冷凍保存」、「食材を切る」など、さながら日本テレビ系列の昼の情報生番組「ヒルナンデス!」だった。ところがその後は、深夜帯にふさわしい脱線力を身に着けていった。人気番組を堂々とパクり始めたのだ。

 「テラスハウス」のオマージュというべく好評だったのは、「家事リアリティショー KAJIYARO HOUSE」。ゴールデンタイムの特番でしょっちゅう目にする“○○24時”がヒントであろうと想像できるのは、「リアル家事24時」。東大謎解きブームが訪れると、「東大京大合格夜食グルメ」。“高嶺の花”ならぬ、「背伸びして作ろう!!高嶺の皿」。テレ朝発のお笑いブランド「M-1グランプリ」ならぬ、「F-1グランプリ」もあった。“F”はフルーツ。酢豚に入っているパイナップルのように、食材と掛け合わせておいしいフルーツの№1を決めるものだった。

 およそ1年半前の番組スタート時、ノー家事ライフを送っていた3人は、自分に家事能力があるのかないのかさえ知らずにいた。幸いだったのは、肝となる制作スタッフの男性3人も同等のスキルだったことだ。

 スタッフがおのおの自宅で試作や実験を重ね、GOサインを出せたものだけ、スタジオでタレントにトライさせた。スタッフは、ココリコやタカアンドトシ、よゐこなどをスターにした“黄金伝説。”シリーズを手がけた面々。手間暇かけ、万全なリハーサルを重ね、ガチの長時間ロケで驚くほどカメラを回して、番組を丁寧に作ることで知られる精鋭だ。

 中丸は36歳。バカリは43歳。カズは35歳。そろってガヤ系タレントではなく、どちらかといえば脱力系。声を張って芸能人たらんとすることを、必要以上に嫌う。平常心のままで収録に挑み、波風が立たない進行を好み、感情の起伏もさほどない。「ノーストレス。(芸人のように)『ちょっと待ってくださいよぉ〜』と言わなくていい」(カズ)のが、深夜のディープな時間帯にちょうどよかった。

 しかし、10月2日から毎週水曜日の23時15分スタートという昇格。テレ朝バラエティのゴールデンタイムと言うべく、“ネオバラ”枠へお引越しだ。持ち時間も、30分からちょうど倍の60分にスケールアップ。3人は、家事を学ぶベースと、普段着トークという低いテンションのまま、“テレ朝のGタイム”に挑むこととなる。

 10月のバラエティ改革。まずはお手並み拝見だ。
(伊藤雅奈子)

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