討論前、梅沢は「ひとつだけ注意しておくね」と前置きし、パワハラ問題について、「芸能界の話はするなよ。芸能界にだけは(パワハラは)通用しないからな。芸能界っていうのはそれで飯食ってるんだよ」と発言した。スタジオからは「駄目です」などとツッコミが上がっていたが、梅沢は以前、オアシズの大久保佳代子に「ブスは黙ってろ」などと発言して炎上したという自身の発言を振り返り、「彼女はそれで売ってるんだよ。振ってやらなきゃ彼女たちがひな壇に立つ意味がない」と、あくまでお互い了承の上でイジるのが芸能界という場であるとした。
その後、昭和世代として出演していたタレントの小島慶子が、「テレビ業界で、ハラスメントで困ったことありますか? ってアンケート取ったら、結構な割合の人がひどい目に遭ってますって調査で出てるんですよ。だから、『芸能界は関係ない』っていうのはおかしい」と発言。これに梅沢は厳しい表情になり、「俺たちは承知してやってんだよ。番組のためにやってんだよ」と反論。これに小島は「梅沢さんはそうかもしれないけど、中には守ってもらえる立場もなくて、しょうがなくそういう風にやった仕事が自分にとって苦痛だったっていう人も中にはいるんじゃないかな」と諭すと、梅沢は「じゃあやめるんだな。そんなこと言ってるんだったらやめちまえ」と突き放していた。
梅沢のこの発言にネットからは、「時代錯誤も甚だしい…」「テレビがそうやってパワハラ許すから、テレビを見てる人たちもやっていいんだって思っちゃうんじゃん」「梅沢みたいなことを言う人がいるから芸能界のパワハラの訴えが止まらないんじゃん」という批判の声が殺到していた。
その後、小島はツイッターで、「ときどきスタジオで、ここだけまだ20世紀か?と思うことがある」「テレビは彼らが30年前から見慣れているような光景を再現しなくてはならないのかもしれないけど、やっぱり今を生きて欲しいよ…」とツイート。これに「同感です」「どの業界の人も、『自分たちの世界にはパワハラは通用しない』って思ってるからパワハラがなくならないんでしょうね」などの賛同の声が集まっていた。
番組は終了となったが、梅沢のパワハラを容認するような発言に違和感を覚えた視聴者は多かったようだ。
記事内の引用について
小島慶子公式ツイッターより https://twitter.com/account_kkojima