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今度はガンジーのそっくりさん!? 火星に新たな人面岩か

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画像はイメージです。

 その昔、火星の表面を写した一枚の画像が世界中に衝撃を呼んだ。天をにらむ黒い目、少し開いたように見える口、シルエットがエジプトのスフィンクスに似た巨大な顔。一代センセーショナルを巻き起こした火星の『人面岩』だった。

 この画像は1967年に火星探査機ヴァイキング1号が火星上空より撮影した画像の中に映っていたもの。近年になり、マーズ・グローバル・サーベイヤー等の火星探査機による調査によって火星のより鮮明な画像が明らかになった結果、『人面岩』と同じ座標には到底人の顔には見えない岩山があることが判明した。かつて「火星人実在の証拠か!?」と世界を驚かせたあの巨大な人面は、当時の探査機の低い解像度と太陽光が絶妙な角度から当たった事による『奇跡の一枚』だったのだ。

 最初の『人面岩』騒動より数十年が経過した今年の6月に、イタリアの天文愛好家マテオ・ラネオ氏が火星の表面に人の顔、それも20世紀の偉人『マハトマ・ガンディー』そっくりの地形を発見したという。
 彼はアメリカのGoogle社が2006年3月に発表した『Google Mars』にて火星の地表を調べていた時に発見したという。『Google Mars』はすでに提供されている『Google Maps』の技術を利用し、Webブラウザ上で火星の地表画像のスクロールや拡大・縮小の操作が行なえるもの。同様のサービスに月面の地形を閲覧できる『Google Moon』がある。
 『Google Mars』 のデータはNASAの研究者との協力により火星表面の詳細な地図を完成させた物で、火星表面の一部が閲覧でき、実際に見たように表示される写真版のほか、人間の目では見えない部分も表示できる赤外線写真版と、標高に沿って色分けされた画像を切り替えて表示できる。
 該当の『火星のガンディー』の 座標はLatitude 33°12'29.82"N, Longitude 12°55'51.21"W地点。禿頭と大きな耳がガンディーに似ていなくもない。
 このニュースはガンディーの故郷、インドでも放映され、ガンディーの写真やGoogle Marsのカラー及び白黒画像を比較する形で紹介された。

 『人面岩』以外にも、火星には様々な人工物のような物体が映り込んだケースが報告されている。建造物にしか見えない謎の物体や、『動物の頭蓋骨』らしき影、中には『少し手を挙げたような姿勢の人のような影(通称“火星のマーメイド”)』や『UFOの部品』のような不可思議な物体など。これは探査機の性能が上がり、鮮明な画像が届くようになった現在も継続して報告され続けている。
 いや、むしろ鮮明な画像が届くようになってから増加している傾向にあると言っても過言ではない。
 先日、スペースシャトルが引退となったのも、これからは太陽系各惑星への有人探査に移行する計画があるためだともされている。
 月に引き続き、いずれ人類が降り立つことになるであろう火星の地表で、我々は何を目にすることになるのだろうか?

<ニュースソース>
'Face of Gandhi' Found On Google Mars
http://www.lifeslittlemysteries.com/face-gandhi-found-google-mars-1778/

インドで放映されたニュースの模様
Mahatma Gandhi's face etched on Mars
http://www.youtube.com/watch?v=2U2ohmHYAXU&feature=player_embedded

写真:ユーチューブ「Mahatma Gandhi's face etched on Mars」から

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