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オークス(JpnI、東京芝2400メートル、24日) レッドディザイア 打倒ブエナへ豪快デモ

 桜花賞では女版ディープインパクトの前に壁となって立ちはだかったレッドディザイア。残り1F…外から脚を伸ばしたブエナビスタにアッサリと交わされてしまったものの、デビュー3戦目でのこの健闘は十分に価値のあるものだ。

 当然、陣営も「次のオークスこそは」の思いは強い。「桜花賞はキャリアが浅く、半信半疑だった。それであれだけ走るんだから楽しみを持って挑める」と松永幹調教師もブエナビスタに対して逆転の手応えをきっちりとつかんでいる。
 父マンハッタンカフェは2002年の天皇賞・春を筆頭に長丁場のGIを3勝したステイヤー。血統的に800メートル延長は歓迎材料だ。しかも、指揮官自らデビュー時から「オークス向き」を公言してきた。2カ月ぶりのぶっつけで桜花賞に挑戦したのも、この舞台で体調をピークへと持っていくため。すべてはオークスでの勝利を考えたものだ。

 「中間は距離を考えて、通常のケイコでも長めから乗っている。意識的に運動量を増やしてきた。これで体力も相当ついてきたと思う」
 松永幹師自身、現役時代にはこのオークスを1991年にイソノルーブルで制覇、ユウキビバーチェ(95年)、チアズグレイス(2000年)でも2着するなど縁の深いレースだ。
 「あとは自分の脚をいかに使えるか。ゆったり運べる東京の二四はいいので、この馬の力さえ発揮すればチャンスはある」
 調教師に転身してから4度目のGI挑戦。トレーナーとなって初めての“ミッキースマイル”を見せてくれそうだ。

 【最終追いVTR】もともとケイコは動くとはいえ、今朝は栗東坂路で超抜の走り。最初の1Fはゆったり入ったが、徐々に加速していくとラスト1Fは11秒7。800メートルが53秒0でこの上がりは秀逸。休み明けの桜花賞をはるかにしのぐ状態だ。

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