今回の一件の発端となっているのは、とあるツイッターユーザーが5日に投稿したツイート。1月下旬にポストカードが届いたというツイッターユーザーは、その送り主が新井氏であることを明かした。
気になるポストカードの詳細についてだが、当該ツイートには表面、裏面を収めた写真がそれぞれ1枚。表面には新井氏の直筆サインが記されており、裏面にはこのツイッターユーザーを含めたファンへの感謝が丁寧につづられていた。
末永く応援してくれているファンの思いに応えた新井氏。この心温まる“神対応”に、ネット上では「素敵なエピソードに心温まりました」、「人間として素晴らしすぎる」、「新井さん本当にいい人だなあ」などと絶賛するコメントが寄せられている。
全力プレーや人柄の良さで、現役時代は多くのファンに“新井さん”と親しまれた新井氏。快くサインや写真撮影に応じてもらったとファン側が感謝するエピソードは枚挙にいとまがなく、引退後もその人気は全く衰えてはいない。
また、新井氏はファン側だけでなく、同僚の選手たちが提供したエピソードも豊富であることも広く知られている。2012年の「祝三冠王Tシャツ」(当時のチームメイトである金本知憲氏が企画)、2015年の「新井さん、どのツラ下げて帰って来たんですか会」(同年に復帰した際、広島の複数選手が主催)、2018年、新井氏をいじる「地元紙全面広告」(2016年に引退した黒田博樹氏が広告主)などはその代表例だろう。
1998年のプロ入り(ドラフト6位)から現在に至るまで、多くの人に愛されている新井氏。今回の一件のような“神対応”もまた、その理由のひとつなのかもしれない。
文 / 柴田雅人