あす15日をもって、東京と同様に中京競馬もひとまず終了。その中京ではGIII「CBC賞」が行われます。秋のスプリンターズSを目指して、熱い戦いが繰り広げられそうです。
実はこのレースでドキドキものの馬がいます。スリープレスナイト。ダ1200m、1400mを中心に走ってきましたが、このスリープレス…ここへきてメキメキとパワーアップしています。とくに2走前の京葉Sはダ1200m1分9秒1と芝並みの時計で優勝しています。前半3Fが33秒5。テレビ愛知オープンで逃げまくったタニノマティーニが、33秒4のダッシュ力だったことからも、スピードは何ら見劣りしません。ダートとはいえ、これまで1200mは<6100>と圧倒的な適応力。芝は1400mと1600mでデビュー当初2、3着。本格化した現在であれば難なく突破してしまう可能性は大。楽しみです。
東京では恒例の「エプソムC」。今年も各世代が参戦してきましたが、このレース、過去10年を振り返って、面白い傾向に気づきました。なぜか4、5歳馬が圧倒的に強いのです。とくに2001年以降、6歳と7歳は2着がそれぞれ1回があるのみ。6歳馬が断然幅をきかせていた先週の安田記念とはまるで別世界です。
◎はイクスキューズ。ダイワスカーレットやウオッカに代表される強力4歳牝馬世代で、昨年の桜花賞で5着。クイーンCの優勝馬でもあり、フローラSではベッラレイアからクビ+1/2馬身差3着した実績もあります。今回の1800mでもラジオNIKKEI賞で、ロックドゥカンブの3着。さらに、初めての古馬が相手となった札幌のクイーンSではアサヒライジングの2着。アドマイヤキッスやフサイチパンドラといった古馬牝馬のGI級の馬に先着し、資質の高さを実証しています。
前走の都大路Sは出遅れと、4角で大外回るロス。それでも0秒5差。今回は休養明けを使われて間違いなく体調は良くなってきています。良績ある東京コース。逃げ、差し自在の脚があり、展開に左右されない強みも大。中4週は重賞で2、3着。さあ、出番です。