トップバッターとなったのは、ニューヨーク(嶋佐和也、屋敷裕政)。1番というアドバンテージがある中、一定の評価を受けた。彼らが注目を浴びたきっかけは、松本人志からのコメント。笑いながらツッコミをするのが好きではないと言われた際、屋敷が「最悪や!」と本音を吐露して会場を笑わせたのだ。
「ニューヨークを知っている人からすると、彼ららしいノリなのですが、屋敷の芸風を知らない人は、不快と感じてしまったようです。本気で悔しがっていたものの、コントに仕立て上げたのはさすが。あれがあったからこそ、会場の緊張もほぐれ、一瞬“ガチ”から“バラエティー”の雰囲気になりました。その後の会場の受け方を見ても、彼らの功績は大きかったと思います」(元芸人)
放送直後、『M-1』で披露した元ネタが、彼らのYouTubeチャンネルにアップされていた。『M-1』で一部、米津玄師のPVを模した件があったが、YouTubeでは、松本の相方・浜田雅功のユニットH Jungle with tで浜田が見せたPVを真似していたのだ。この件について、2人は『月曜The NIGHT』(AbemaTV)で真相を語っている。
「実は、浜田を出すかは迷っていたそうです。THE BLUE HEARTS時代の甲本ヒロトなどの候補も出て、最終的に浜田の息子OKAMOTO'Sのハマ・オカモトまでたどり着いたと笑わせていました。事前に彼らの漫才を見ていたという『月曜The NIGHT』司会のスピードワゴンも、『(浜田の件が)好きだったけど、切る気持ちも分かる』と話していましたね。浜田の件があると、松本もイジらないわけにはいかないので、またネタ後のコメントや評価も変わっていたかもしれません」(芸能ライター)
ちょっとしたボタンの掛け違いで、ネタの雰囲気は大きく変わることがある。彼らには来年も挑戦してもらい、優勝を勝ち取ってほしいものだ。