初日から千秋楽までの15日間、1日ごとに結果が公開された初場所のアンケート。その中で最も多く登場している力士はいったい誰なのか。今回は幕内で選出された総勢15名の内、トップ3に入った力士を下から順に見ていこう。
■3位:玉鷲(6回/1位2回・2位2回・3位2回)
御嶽海(6回/1位2回・2位1回・3位3回)
「13勝2敗」で初優勝を果たした関脇玉鷲と、怪我からの再出場を経て「8勝4敗3休」と勝ち越しをマークした小結御嶽海が共に3位にランクイン。見ての通り、お互い成績は異なるものの、懸命に目標を達成したことが票を集めた要因となっているようだ。
なお、玉鷲は9日目終了時点では1度も登場していなかったが、10日目以降は千秋楽まで6日間連続の登場を果たしている。優勝争いに参戦したあたりから、ファンの支持も急速に高まっていったということが伺える。
■2位:遠藤(7回/1位2回・2位2回・3位3回)
昨年の“年間最多登場力士”である平幕遠藤が、3位を僅かにかわし2位に選出。元々の人気に加え、「10勝5敗」と成績も良好だったことも数字を伸ばした理由となっている。なお、遠藤が2ケタ勝利を挙げるのは、「10勝5敗」だった2017年9月場所以来のことである。
■1位:貴景勝(10回/1位5回・2位4回・3位1回)
昨年は前述の遠藤にわずかに及ばず、惜しくも年間登場回数2位となっていた関脇貴景勝。初場所は昨年11月場所に続く優勝に加え、大関獲りも期待されていたということもあり、序盤、中盤、終盤とコンスタントに数字を伸ばした。
以上が、初場所における登場回数トップ3の力士たちである。果たしてこの3名は来場所もランクインを果たすことはできるのか、それとも他の力士が割って入るのだろうか。
文 / 柴田雅人