『あなたには帰る家がある』は中谷美紀演じる妻・真弓が主人公。夫・秀明(玉木宏)が仕事の顧客である女性・綾子(木村多江)と不倫関係に発展するというストーリーだ。ネットでは木村の“怪演”が評判を呼んだ。「木村多江、地雷女過ぎる」「不倫女ってなんであんな悲劇のヒロイン気質なんだろう…」「本当、手を出してはいけないタイプの女だよね。男にはああいうの分からないんだね」といった声が集まっている。
秀明と綾子の不倫関係はそもそも、秀明が自分に惹かれていることを知っていた綾子が秀明を誘惑して始まったもの。第3話では、ふたりが不倫関係にあることを真弓が知ったが、それは綾子が真弓の前で秀明のお気に入りの映画の主題歌を歌い、判明した経緯もあった。
また、真弓に責められた秀明が綾子に別れを告げると、綾子は真弓の職場に秀明の好物であるメンチカツを届けた。憤慨した真弓に向かって「あなたじゃ秀明さんを分かってあげられない」「秀明さんが可哀想」などと口にし、真弓を呆れさせた。
「女性から見れば、絶対手を出してはいけない地雷女だと分かりますが、男性にはそれが分からないケースも多いそう。現に秀明は第4話でも綾子に呼び出されてのこのこと出かけていき、『最後だから』と懇願されて手を握ることを許していました」(ドラマライター)
許されない関係であるにもかかわらず積極的に接する、仕事でやりとりをする関係性を利用して呼び出そうとする、相手の妻にマウンティングするなど、綾子からは“地雷臭”がプンプンしている。ただ、男性にとっては恋愛に夢中になると気づかないことも多いのだろう。
第5話の初めでは真弓に「あの女(綾子)、相当やばいよ」と釘を刺すシーンがあったが、秀明はピンと来ていない様子だった。地雷女の特徴はよく観察してみないと分からないのかもしれない――。