もう一頭の注目馬は、2月12日(日)東京第4R芝1600m戦に出走予定のエリティエール。馬名の由来は「後継者。父や母のような活躍を期待して」。牝、鹿毛、2014年4月19日生。父ディープインパクト、母ジンジャーパンチ、母父Awesome Again。生産は安平町・ノーザンファーム、馬主はキャロットファーム。愛馬会法人・キャロットクラブの募集馬で総額6000万円。半姉には一昨年のきさらぎ賞(GIII)や昨年のエプソムC(GIII)、毎日王冠(GII)と牡馬混合重賞を3勝しているルージュバック(父マンハッタンカフェ)や、ダートの長いところで2勝を挙げている全兄ケイブルグラム(父ディープインパクト)がいる。400kg台前半の馬体と小柄ではあるが、ディープインパクト産駒らしい軽さがありバネがある。姉ルージュバックは早くから活躍しているものの、体質の弱さに悩まされ順調に使えなかったが、ここにきてようやく弱さが解消してきた。兄のケイブルグラムも4歳にしてようやく心身ともに成長してきているように、本馬も本格化するのは古馬になってからだろう。それでも素質の高さで初戦から楽しみな1頭。なお、鞍上には姉の背中を良く知る戸崎圭太騎手を予定している。
※出走予定競走には、馬の体調、抽選非当選により出走しない場合があります。
<プロフィール>
ハッシー
山梨県出身。北海道・浦河にある生産牧場での牧童経験を活かし、馬の適性を見極める。特技は寝わら上げ。本サイト毎週火曜掲載の「ハッシーの地方競馬セレクション」、土曜掲載の「ハッシーのロックオン〜狙ったレースは逃さない!〜」も担当している。