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ハッシーの中央競馬新馬セレクション(2/12京都・2/12東京)

 今週デビューの注目馬は、2月12日(日)京都第6R芝1800m戦に出走予定のシェアザモーメント。馬名の由来は「瞬間を共有する。母名より連想」。牡、鹿毛、2014年3月31日生。栗東・石坂正厩舎。父ステイゴールド、母シェアザストーリー、母父コマンダーインチーフ。生産は安平町・ノーザンファーム、馬主はキャロットファーム。愛馬会法人・キャロットクラブの募集馬で総額4000万円。半姉には12年クイーン賞(JpnIII)を勝ち、ダート重賞戦線で活躍したレッドクラウディア(父アグネスタキオン)がいる。兄弟にはダートで結果を残している馬が多いが、本馬は力強い返しのある繋ぎ、収縮性のある良質な筋肉の持ち主。まだ背腰がパンとしていないが、それでも走りは軽くフットワークの良い走り。将来性はかなり高いと見る。なお、鞍上には和田竜二騎手を予定している。

 もう一頭の注目馬は、2月12日(日)東京第4R芝1600m戦に出走予定のエリティエール。馬名の由来は「後継者。父や母のような活躍を期待して」。牝、鹿毛、2014年4月19日生。父ディープインパクト、母ジンジャーパンチ、母父Awesome Again。生産は安平町・ノーザンファーム、馬主はキャロットファーム。愛馬会法人・キャロットクラブの募集馬で総額6000万円。半姉には一昨年のきさらぎ賞(GIII)や昨年のエプソムC(GIII)、毎日王冠(GII)と牡馬混合重賞を3勝しているルージュバック(父マンハッタンカフェ)や、ダートの長いところで2勝を挙げている全兄ケイブルグラム(父ディープインパクト)がいる。400kg台前半の馬体と小柄ではあるが、ディープインパクト産駒らしい軽さがありバネがある。姉ルージュバックは早くから活躍しているものの、体質の弱さに悩まされ順調に使えなかったが、ここにきてようやく弱さが解消してきた。兄のケイブルグラムも4歳にしてようやく心身ともに成長してきているように、本馬も本格化するのは古馬になってからだろう。それでも素質の高さで初戦から楽しみな1頭。なお、鞍上には姉の背中を良く知る戸崎圭太騎手を予定している。

※出走予定競走には、馬の体調、抽選非当選により出走しない場合があります。

<プロフィール>
ハッシー
山梨県出身。北海道・浦河にある生産牧場での牧童経験を活かし、馬の適性を見極める。特技は寝わら上げ。本サイト毎週火曜掲載の「ハッシーの地方競馬セレクション」、土曜掲載の「ハッシーのロックオン〜狙ったレースは逃さない!〜」も担当している。

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