逮捕容疑は、同27日午後9時頃、中野区中野のJR中野駅前で待ち合わせし、家出中の都内に住む女子生徒に「泊まっていくか。着替えを買ってやろう」と誘い、自宅アパートに連れ込んだとしている。
同署によると、同23日に家を出た女子生徒が、インターネットの出会い系サイトに、「誰か泊めて」と書き込んだところ、男が「会ってみますか」と応じ、連絡を取り合って、中野駅前で待ち合わせしたという。
心配した母親から、同24日、警察に捜索願が出されていた。同29日午後3時頃、女子生徒から、通っている中学校に、「安全な場所にいる。ご飯やお風呂の世話もしてもらっている」と連絡があった。
その電話は男の携帯電話から掛けられたため、電話番号などから、その関与が浮上。同日午後8時半頃、男の自宅にいた女子生徒を保護した。男は仕事で外出していた。
幸い、女子生徒は男から、わいせつな行為もされておらず、暴力をふるわれるようなこともなかったという。
男にしてみれば、単に合意のもと泊めてあげただけで、女子生徒に手も出していないのに、逮捕までされるとは納得できないかもしれない。しかし、なんせ相手は家出中の中学生だ。それでも、アウトなのだ。
(蔵元英二)