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佐村河内守氏の“ゴースト”新垣隆氏が謝罪会見で経緯を説明

 「全聾(ろう)の作曲家」「現代のベートーベン」として知られる佐村河内守氏が、自身が作ったとして発表してきた楽曲を実は新垣隆氏が手掛けていた問題で、新垣氏が6日、都内で会見を行った。

 新垣氏は、冒頭、「私は、佐村河内守さんと出会った日から18年に渡り、彼の代わりに曲を書き続けて来ました」と自身が「ゴーストライター」であることを告白。「障害をお持ちになった方々、また、彼の言葉を信じて曲を聴いてくださった非常に多くの方々、見事な演奏をして下さった演奏家の皆様、本当に申し訳ありませんでした」と謝罪した。

 会見では、新垣氏が作った曲が、佐村河内氏の名義で発表されるに至った経緯が語られた。2人は知人の紹介で出会い、新垣氏が、佐村河内氏が手掛ける映画やゲームの音楽制作を手伝うことになったという。新垣氏は「アシスタント」「制作スタッフの一人」という認識を持っており、この時点では、「問題」は感じていなかったことが語られた。

 しかし、「彼がある時期から、自分は耳が聞こえないのだという態度を世間に対して取り、そして、そのうえで、彼の名で私が曲を書いて、それを発表するとなった時点で問題のあることだという思いはしたのですが、そこではやめようということではなく、彼に従い曲を書き続けました」と赤裸々に語った。

 新垣氏は、昨年の5月に楽曲を提供した際、「もう無理だ」と思い、これ以上の楽曲の提供ができないという思いを7月と12月に、佐村河内氏に伝えた。ソチ・オリンピックのフィギュアスケート男子代表の高橋大輔選手が、新垣氏が作り、佐村河内氏の名義で発表された楽曲を演技で使用するため、高橋選手の演技に対する評価や影響などを考えた結果、この時期に会見を開催したことなども語られた。

 なお、新垣氏は、18年間で20曲以上の楽曲を提供し、約700万円を報酬として受け取ったという。新垣氏は、佐村河内氏とは、言葉を使った通常の会話や、佐村河内氏にピアノを聞かせたうえで佐村河内氏から言葉で感想を聞くなどのコミュニケーションをとってきたことも明かした。

 佐村河内氏はテレビ番組での紹介をきっかけに広く知られるようになり、CD「交響曲第1番“HIROSHIMA”」が大ヒット。現在、CDの出荷停止、コンサートの中止など波紋が広がっている。(竹内みちまろ)

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