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全日本プロレス 3冠、IWGP両王者に暗雲

 全日本プロレスの新シリーズが22日、東京・後楽園ホールで開幕した。31日の両国国技館大会の3冠&IWGPダブルタイトルマッチ前哨戦がそれぞれ行われ、王者組が黒星スタート。さらにIWGP王者の武藤敬司が首を痛め、3冠王者の諏訪魔も開幕前の壮絶五輪トレーニングが裏目に…。防衛戦を前に暗雲が垂れ込め始めた。

 この日、雷神明と組み、次期挑戦者にして新日本プロレスG1クライマックス覇者・後藤洋央紀&中邑真輔と対戦した武藤。後藤から牛殺し、昇天など首へのフルコースを受け、雷神が3カウントを奪われた後も、しばらく場外で倒れたまま立つことができない。
 付き人を務めるT28によれば「昇天で首にかなりの衝撃を受けたみたいです」と深手を負った様子。
 一方、太陽ケアとの防衛戦に臨む諏訪魔は、ジョー・ドーリングと組み、ケア&鈴木みのると激突。ラストライドを狙ったが、ことごとくケアに切り返され、フロントネックロックで締め上げられた。最後はドーリングが3カウントを奪われて試合に敗れた。
 試合後には「このクソ暑い中、インターバル走をやりすぎて、体に力が入らない」と夏バテを告白した。
 前哨戦でいきなりのハンデを背負ってしまった2人の王者。タイトル戦までに巻き返せるか。

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