今回の第3弾では、2000年代から現在までに掲載された漫画が集結。尾田栄一郎氏の『ONE PIECE』、大場つぐみ氏原作、小畑健氏著の『DEATH NOTE』、岸本斉史氏の『NARUTO -ナルト-』など人気作品が勢ぞろいした。
ギャラリーに入ってすぐのゾーンには、展示作品のカット映像が流れるスクリーンと、全ての展示作品および一部を除いた連載作品の1巻を展示。2000年代以降のジャンプの歴史を感じることができる。
ここを抜けると、『ONE PIECE』の世界に突入。照明の色彩が変化する万華鏡のような演出は、まるでキャラクターがそこに息づいているよう。また、各キャラクターの必殺技がフィーチャーされているのに加え、主人公・ルフィの「仲間がいる゛よ!!!!」、サンジの「くそお世話になりました!!!」、ニコ・ロビンの「生ぎたいっ!!!!」など、名台詞や名シーンを存分に堪能できる空間となっている。
『ONE PIECE』に続く長期連載である『HUNTER×HUNTER』は、壁一面に主人公の少年・ゴン=フリークスをはじめとするキャラクターが勢ぞろい。モノクロとカラーの世界が入り混じった、立体的な視覚効果を楽しめるスポットだ。同じく『BLEACH』も壁一面を使用した演出だが、圧倒されるのは一枚絵に主要登場人物が集結しているところだ。漫画に現れる “斬魄刀(ざんぱくとう)”の種類など、“ならでは”の文言が垂れ幕のように天井から吊るされており、神秘的な世界観をかもしだしていた。
『DEATH NOTE』『バクマン。』『ヒカルの碁』などで知られる漫画家・小畑氏のコーナーも必見だ。『DEATH NOTE』のスペースには、机上に真っ黒なノートが置かれており、漫画の世界を疑似体験するような仕掛けが施されている。また、ファン心をくすぐる演出として主人公・夜神月(やがみ ライト)が悪だくみをしている原画に、小畑氏の創作時の思いが分かるコメントが添えられていた。
その他、世界的な人気を誇る『NARUTO -ナルト-』、人気ギャグ漫画『ボボボーボ・ボーボボ』、女性にも支持されている『テニスの王子様』『ハイキュー!!』など、全50作品の原画約350点を見ることができる。「JUMP NEW GENERATIONS」コーナーには、それぞれの作者からの描き下ろしイラスト18点も展示されているなど、盛りだくさんの内容だ。
また、併設しているコラボカフェ「JUMP 50th Anniversary Cafe(ジャンプ フィフティース アニバーサリー カフェ)」では、展示作品をイメージした10種類のオリジナルメニューが並ぶ。
もっともユニークなのが、SF時代劇『銀魂』からの一品。同作の登場キャラクター・志村妙にちなみ、どんな料理もダークマターになってしまう手料理「お妙さんのダークマターシーフードピラフ(パンデモニウム添え)」を再現。漆黒の卵焼きの上には、同じく漫画に出てくる妖精の幼虫 “パンデモニウム”がトッピングされており、見た瞬間に圧倒されるはずだ。
『HUNTER×HUNTER』からは、敵を倒すため強制的に身体を成長させたゴンの逆立った髪の毛をチョコ味のチュロスで表現した「ゴンのありったけを込めたパフェ」。器から大幅にはみ出たチュロスも相当なインパクトを持っている。
その他、『ONE PIECE』『NARUTO-ナルト-』『BLEACH』『家庭教師ヒットマン REBORN!』『DEATH NOTE』『トリコ』『約束のネバーランド』『僕のヒーローアカデミア』のコラボメニューも用意。いずれかを注文すれば、各作品のコースターがプレゼントされる。カフェは今月14日からオープン、ジャンプ展は17日からスタート。どちらも9月末まで開催されている。