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安田記念(GI 東京芝1600m 6月3日) ダイワメジャー 貫録の2馬身先着

 昨秋、毎日王冠を勝った勢いで天皇賞・秋、マイルCSとGIを連勝。有馬記念でもディープインパクトの3着と好走。06年の最優秀短距離馬に選出された現役最強のマイル王ダイワメジャー。
 安田記念は3年連続(8、4着)の挑戦だが、心技体が完成した今なら、三度目の正直を果たす可能性は高い。「以前は外からかぶされると嫌がるところがあり、枠順も外枠を希望したが、その点も解消され(枠順に)、今は神経質にならなくていい」と上原師は目を細める。
 今年初戦の前走・ドバイデューティフリーは健闘及ばず3着に終わったが、「目標にされ、展開が厳しかった。よく頑張っている」と師は評価する。初の海外遠征を経験、またひと回りたくましさを増した格好だ。
 「海外から帰国すると調子を崩す馬がいるので心配したが、国内にいたときと同じいい状態。変わらないのが一番」と話す上原師。
 「香港馬は強いけど、相手にとって不足はない。常に乗り役が全能力を引き出してくれているからね」。安藤勝騎手と愛馬に全幅の信頼を寄せていた。

 【最終追いVTR】坂路で1本ウオーミングアップを済ませ、Wコースへ。5Fから併走馬を3秒を追走する形でスタート。直線で内から馬体を併せると、楽な手応えのまま2馬身先着した。ハロー明けで走りやすい馬場だったにしても、5F61秒0は優秀。GI馬の貫録を見せつけた。好仕上がり。

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