当日は、 「ザ・シークレット・シルク」が上演された他、 日本上演を祝い、 本作品のプロデューサーを務めるスティーヴン・シュワルツ氏、 制作・監督のジョン・タータグリア氏、 プリンセス・クルーズ エンターテイメント オペレーション&プロダクション・マネジメント担当ディレクター ケリー・ラブグローブ氏、美術作家 小野川直樹氏も登壇。トークセッションや質疑応答、小野川氏による折り鶴を使ったアート作品「Ao(あお)」の披露などがあった。
「ザ・シークレット・シルク」の原作は、日本人にはなじみ深い「鶴の恩返し」。この日本の伝承民話に現代的なアレンジを加え、音楽、ダンス、パペット、ビジュアルエフェクトによって繰り広げられるパフォーマンスだ。ベースの物語は確かに「鶴の恩返し」だが、斬新な解釈によるアレンジがされており、昔話とは違う新しい結末に出会うことができる。また、「鶴の恩返し」だけでなく、他の昔話の要素や、他のアジアの衣装や小道具などに触れることもでき、懐かしくも新しい圧巻のエンターテイメントとなっている。
今作のプロデューサーを務めるシュワルツ氏は、『ウィキッド』、『ピピン』、『ゴッドスペル』といった作品で知られる、アカデミー賞、トニー賞、グラミー賞の受賞歴を持つ作曲家。今回のショーの発表について、「『ザ・シークレット・シルク』は、日本の昔話をモチーフにしているので、ストーリーの原点である日本から発着するクルーズで上演し、日本の皆様に見ていただけることを大変光栄に思います」と喜びを語った。
この日浅野ゆう子は、「鶴をイメージした」白のドレスで華やかに登場。ショーの感想について聞かれると、「日本の昔話の鶴の恩返しとはストーリーが異なりますが、華やかで国際的なショーとして演出されており世界中の方々が見ても楽しめる素晴らしいショーだと思います」と感動した様子。 「鶴の恩返し」にちなみ、“今恩返ししたい人”を問われると、「母への恩返しとして、生まれ育った神戸から一緒にクルーズへ出かけたいですね」と母親への感謝の気持ちを語った。
「ザ・シークレット・シルク」は、日本では2019年に松山港をはじめ、高松、宮古島、蒲郡、新潟、姫路、宮古、和歌山下津の全8港に初入港するダイアモンド・プリンセスなどで観劇することができる。