シリーズ序章となる新作『X-メン: ファースト・クラス』で若き日のプロフェッサーXを演じるマカヴォイ、パトリックが演じたバージョンに近づけるためにスキンヘッドにする必要はないと製作側から言われて、自分の解釈で役作りをしていいとわかったという。
「初めは、僕も坊主にする予定だったけど、スタジオ側から『スキンヘッドにならなくてもいい』って言われ、『そうか、じゃあ、俺は自由の身なんだね』ってすぐに言ったんだ」「だって、あの髪型はかなりシンボルなモノだろ。だから、それがないってことは、もうそこからかなり違う方向性なるってことだよ。それにプロローグという映画を作る時に、全然変わらないキャラクターを描くなんて意味がないと思うんだ。マグニートーやプロフェッサーXみたいなキャラクターなんて特にね。これまでの作品と今回の両方に登場しているキャラクターの中で、この2人は特に僕らがパーソナリティーを良く知る重要なキャラクターだよ」
またマカヴォイは、これまでの作品で見られるプロフェッサーXの人格を描く中で、洗練さを欠いた自己中心的な面をもっと表すようにしたという。
「プロフェッサーX、チャーリー少年のとりわけ明確な特徴を挙げると、『私欲がない聖人で、性欲もないらしく、自我もない。彼にとって周囲の人間が全てだ。世界とミュータントと人間の関係をより良くすることが全てだ』って思うだろ。だから、なるべくその先入観を頭から失くすよ」「別に彼を悪い人間として描くワケではないさ。でも、もっとエゴがあって、女性にも興味があって、酒を飲むのも好きな人間として表現しようと思う。彼もヒーローなら、誰もが憧れるリーダーシップに興味はあるはずさ。実は自分がトップになりたいんだよ。だからこういう過去のプロセスを描いているわけさ」