歴史シミュレーションゲームというジャンルの先駆的な作品である「信長の野望」が及ぼした影響は絶大で、「ゲームを通して、戦国時代が好きになった」と語るファンは少なくない。今回の原画展では写真撮影も可能ということで、ファンには必見のイベントとなっている。
そんな、「信長の野望」は、30年の中で、ゲーム自体も大きな成長を遂げている。1983年に記念すべきシリーズ第一作が発売されたが、当時の作品では、プレイヤーは織田信長か武田信玄しか選択することはできず、舞台も近畿から中部地方にかけて17ヵ国に限られていた。その後、1986年に発売されたシリーズ2作目「信長の野望・全国版」では、部隊が北海道から九州までの全国展開へ。シリーズ3作目「信長の野望・戦国群雄伝」では、配下武将が登場。さらに、2001年に発売されたシリーズ9作目の「信長の野望・嵐世記」では合戦が往来のターン制から、リアルタイム制に変更され、より戦略性が高いゲームへ成長。発売から30年となった節目の今年は、11月14日にシリーズ14作目となる「信長の野望・創造」がプレイステーション3などで発売される予定である。