先週の秋華賞で圧倒的人気のブエナビスタがまさかの2着入線→3着降着。オークスをほうふつさせるレッドディザイアとの息をのむデッドヒート。写真判定の末、レッドにがい歌が上がったばかりか、ブロードストリートを妨害したということで降着。牝馬3冠を楽しみにしていたファン、桜花賞とオークスの単勝馬券を並べて秋華賞での単勝3冠馬券をと考えていた方には、何とも厳しい結果となりました。
今週は京都で大一番の菊花賞。ダービーを制したロジユニヴァースが不在。大混戦の様相です。その京都で土曜日に行われるのが「室町S」。ハンデ戦で手に汗握るレースが期待できそうです。私の予想はダイショウジェット。休養前のマーチSでエスポワールシチーの2着。勝ち馬はその後も、かしわ記念、南部杯を連勝中。休養明け、ダ1200メートルというハードルはあるものの、アッサリとクリアして不思議ないスピードにかけます。京都も歓迎です。
さて、東京では注目の重賞「富士S」。各馬、一長一短があって、実に難解な一戦です。顔ぶれから先行タイプが多く展開は差し馬に有利に働くと見ました。なかでも、岩田騎手のライブコンサートは絶好の狙いです。
というのも、これまで岩田騎手とのコンビで<2310>と抜群の相性度なのです。さらに、東京芝は<1211>の適応力。その代表的なレースが3走前のGI・安田記念。ウオッカ、ディープスカイ、ファリダット、そしてカンパニーを相手に堂々の戦い。結果5着だったとはいえ、勝ち馬とは0秒5差。4着カンパニーとは1馬身1/2差なのです。収穫の多い一戦でした。
そして、全7勝中5勝を芝1600メートルで稼ぎ出しているマイル巧者。8月の関屋記念以来の実戦ですが、先月の下旬には坂路で時計が出ており、仕上げに抜かりはないとみています。いずれにしても最高のコンビで、ベストの舞台。展開まで味方。直線一気に馬群を割って出てきそうです。