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夫婦間の問題が凝縮した離婚訴訟中の高嶋政伸夫妻

 先日、俳優の高嶋政伸が妻でモデルの美元に対して離婚を求める裁判を起こし係争中であることを明かしたが、2人の離婚訴訟には多くの夫婦がそれぞれ抱えているであろう問題が凝縮してしまったようだ。

 2人は07年にドラマで共演し約1年後に結婚。政伸が交際を申し込んでからわずか6日後にプロポーズしたというが、「政伸は女性経験に乏しく美元の本性まで見抜けず、美元は芸能界を代表する高嶋ファミリーのブランドがほしかったのでは…」(女性誌記者)。
 政伸は父で俳優の高嶋忠夫、母で女優の寿美花代に大切に育てられ、兄は俳優の高嶋政宏。主演ドラマ「HOTEL」などで演じた好青年のイメージが定着しているが、イメージと現実は違ったようだ。

 「高嶋家は長男を事件で亡くしているため、末っ子の政伸を寿美が溺愛。寿美はいまだに『アーちゃん』と呼んでかわいがり、政伸は合コンの最中でもある程度の時間になったら、『母が心配しているから』と両親と同居する実家にそそくさ帰ったという。また、結婚前から酒をやめていた政伸は、結婚後にストレスで飲酒を再開。精神的にも病み始めて眠れず、睡眠薬を服用。酒と睡眠薬を併用して泥酔し、美元に暴言を浴びせたり、暴力を振るったこともあるという」(女性誌記者)
 こうなると、「HOTEL」のイメージよりも、今年1月から放送されたTBS系ドラマ「冬のサクラ」で演じた、今井美樹演じる妻に冷徹な、エキセントリックな医師の夫役のイメージが近い気がするが…。

 一方、美元は日本人と在日韓国人の母の間に生まれ、小学校のころに母を亡くした。高校を中退後、苦労の末、00年に出場したミス・ユニバースの日本大会で準ミスを受賞。その後、モデルや女優として活動していたが、結婚後は目立った仕事はなし、にもかかわらず、金銭感覚に乏しくかなりの浪費家だったという。
 「ミス・ユニバース最終選考に残ると『安物ではなく、ブランド物を身につけなさい』と教えられるので、その考えが結婚後も抜けなかったようだ。仕事がないので、政伸の生活費頼みだったが、最初もらっていた月30万円で足りなくなり、そのうち月100万を要求。昨年8月から別居しているにもかかわらず、政伸は月に45万も払っている。美元は結婚後に盛大な誕生会を開くようになり、昨年の誕生会ではなんと、会場費が足りず、政伸に金を届けさせて、政伸があいさつでそのことを暴露。今年も誕生会を開いたが、当然、高嶋家からは誰も出席しなかった。また、かっとなりやすい性格で、一部週刊誌によると、政伸と口論になった際に政伸の左目を殴ったこともあったという」(週刊誌記者)
 2人の間に子供はいないが、美元は「夫婦関係の修復を目指し、協議させていただいている状況」とコメントし離婚に応じる気はなさそう。

 それにしても2人の間には性格の不一致・金銭感覚のずれ・DV(ドメスティック・バイオレンス)などなど離婚に至る問題が凝縮されているだけに、多くの夫婦の“反面教師”となりそうだ。

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