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マニア4人が野外で放尿する女性を集団で撮影

 警視庁生活安全特別捜査隊は11月18日までに、女性が野外で放尿する姿を撮影するために、他人の敷地に無断で侵入したとして、建造物侵入容疑で、男4人を逮捕した。

 逮捕されたのは、自称ライター・A(41=東京都墨田区押上)、団体職員・B(千葉県浦安市)、会社員・C(宮城県仙台市)、無職・D(大阪府堺市)の4人。

 逮捕容疑は、5月3日午後4時頃、20代女性が放尿する姿を撮影するため、都立新木場公園(東京都江東区新木場)に隣接する物流センター敷地内に侵入したとしている。

 女性は同公園の公衆トイレが混んでいたため、我慢できず、物流センターの敷地内に入り、用を足したが、追い掛けてきた4人が至近距離で取り囲むようにして、スマートフォンで撮影した。

 4人は7、8年前に都内の公園で盗撮中に偶然、顔を合わせ、知り合った“同好の士”。「撮影会」と称して、花火大会や花見シーズンの代々木公園(東京都渋谷区)など、人が集まるイベントに出向き、トイレの順番を待ちきれない女性の後をつけ、野外で放尿する女性の姿を撮影していた。これまでに、女性100人以上を撮影したという。

 いずれも、容疑を認めており、Aは「我々は放尿マニア。放尿中の女性は身動きが取れないので、好き勝手に撮影した」などと供述している。

 盗撮行為は悪質だが、厳密にいえば、野外での排泄は軽犯罪法違反でもあり、女性にとっては恥ずかしい行為で、そこにつけこんだ犯行といえる。

 同庁では、新木場公園に女性用トイレが1カ所しかないことが事件を助長した可能性があるとして、都にトイレ増設の検討を申し入れた。
(蔵元英二)

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