前走のフェブラリーSは10着でしたが、さすがに相手がそろっていた様子。マイルも少し長かったですから、仕方ありません。デビューから試行錯誤を繰り返し、昨冬にダートの短距離を使ったらドンピシャリ。トントン拍子にオープン入りを決めました。
今回は条件も好転。ベストは確かに2戦2勝のダ1200メートルですが、1400メートルも<0120>と安定しています。とくに、今回と同じ舞台だった前々走のGIII・根岸Sは、勝ち馬フェラーリピサからクビ差2着。重馬場で前が止まらない展開のなか、豪快に脚を伸ばしてきた内容は特筆できます。
さらに、当時は脚抜きのいい道悪で1分22秒1の好時計をマークしていますから、このうっとうしい雨もヒシカツリーダーにとっては天からの恵みとなりそうです。
大型馬の休み明けとはいえ、4月上旬から栗東で熱心に乗り込まれ、動きはひと追いごとに良化。馬体も仕上がりきっているぐらいです。このメンバーなら決め手は断然上位。オープン2勝目は確勝です。