◎トーセンラー
○ダノンバラード
△ミキノバンジョー
△エーシンジーライン
△エクスペディション
七夕賞で鼻差2着に敗れながら改めて能力の高さを見せつけた感のあるトーセンラー。勝負どころから馬群を捌けずに4角では14番手…直線の短い福島コースでは致命的ともいえる位置取りだけに、万事休すと思われたが、そこから外に持ち出されると鋭く伸びて鼻差の2着。上位を先行馬が占めた展開を考えると、内容的にあのメンバーでは1枚も2枚も抜けていた。さらに、それまでからっきしダメと言われていた道悪(稍重馬場)を克服してのものだけに価値十分。レース後も順調にきており、前走同様に良い状態で臨めるのでスムーズな競馬さえできれば結果はついてくるだろう。
相手筆頭には、もたれる面を見せなくなったダノンバラードを。勝って当たり前の降級戦とはいえ、前走・関ヶ原Sの勝ちっぷりは圧巻。直線に向いて行き場をなくすシーンがあったが、前が開くと一瞬にして抜け出し2馬身差の完勝。詰めの甘さが目立つ同馬だったが、完全に一皮むけた印象を受けた。春シーズンの新潟大賞典は落鉄、目黒記念は距離、それぞれ明確な敗因があるだけにここで力負けすることはないだろう。2強から流す格好で3連単的中を狙いたい。
【馬連】流し(5)軸(3)(4)(8)(10)
【3連単】フォーメーション(4)(5)→(4)(5)→(3)(8)(10)
<プロフィール>
仲町通(なかまち・とおる)
在京スポーツ紙の競馬記者として美浦・栗東トレセンに足を運ぶこと20年。厩舎関係者への綿密な取材の下、穴党として数多くの万馬券ヒットの実績を持つ。この春、フリーとして転身。本名非公開。
※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。