ピコ太郎が明かす、トランプ大統領はツッコミ派？

ピコ太郎 facebookより

　歌手のピコ太郎が6日、安倍晋三首相が開催したトランプ大統領歓迎晩餐会に出席。いつものヒョウ柄スタイルで、アメリカ大統領との初対面を果たした。

　今回、ピコ太郎に声がかかったのは、トランプ大統領の孫娘、アラベラちゃんがファンという経緯があった。YouTubeで1億回以上再生された「ペンパイナッポーアッポーペン(PPAP)」を踊る動画を、アラベラちゃんがInstagramに公開し、話題となっていた。

　ピコ太郎は晩餐会終了後、取材に応じ「晩餐会行ったんですよね、わたくし。まだ信じられない状態で…。もう意味が分からなくてですね。いやぁ、すごい世界でございました」と恐縮しきり。ヒョウ柄コスチュームはいつもと同じものではなく、同柄の着物バージョンを着用することで、ピコ太郎なりの正装をしたそうだ。しかし「入って2秒で後悔しました」と報道陣を笑わせた。

　それでもピコ太郎はめげず、「誰も行かなかった」というトランプ大統領と安倍首相の元に一番乗りで合流。写真撮影を頼んだ際には、トランプ大統領から「歌わないのか？」とおいしい(？)振りをしてもらえたという。ただ、会場内に音源がなく、持ち歌の披露はならず。そこで、ギャグで「今から(歌いに)行きましょうか？」と言ってみたところ、トランプ大統領から小さく「ストップ」の声がかかったという。ピコ太郎曰く、トランプ大統領は「ボケかツッコミなら、ツッコミなんでしょうね」とのことだ。

　トランプ大統領の前で披露とはならなかったが、メラニア夫人の前では「PPAP」を歌ったそうで、「小さく、目の前で歌うと、『ありがとう』と言ってもらえました」と感慨深そうに語っていた。

　数年前には、世界どころか日本でも知っている人が少なかった「ピコ太郎」。しかし今や、あのアメリカ大統領からツッコミを入れてもらうまでに有名になった。一つの動画で人生がここまで変わるとは、すごい時代である。