最終回は、獅子雄(ディーン・フジオカ)が解決した事件で逮捕された元警視庁捜査二課の職員・市川利枝子(伊藤歩)らが拘置所から脱走。その中に守谷の名前を見つけ、獅子雄の表情が硬くなる。守谷の逮捕を知らせなかったことで、獅子雄は江藤(佐々木蔵之介)への不信感を強め――というストーリ―になっていた。
最終回までにもっとも注目を集めていたのは、原作でホームズの最大の敵となるモリアーティ教授に当たる守谷壬三について。ここまで多くの予想が集まっていたが、蓋を開けてみると、演じたのは大西信満という、さほど知名度が高くない俳優だった。
「多くの映画に出演している大西ですが、ゴールデン帯の連ドラ出演はさほどなく、多くの視聴者から『誰!?』といった驚愕の声が挙がっていました。事前の予想では、福山雅治や織田裕二などが上げられており、放送前に発表されるのでは、といった期待までありました。しかし、いざ登場したのは多くの視聴者にとって馴染みのない俳優。背も低く、獅子雄が始終見下ろしていたほか、声が高くて迫力がなかったり、セリフも棒読みが目立っていたことから、『最終回まで観させてこれはないわ』『ラスボス感まったくない。ただの小物みたい』という困惑の声が聞かれていました」(芸能ライター)
とは言え、守谷が「あなたは私を本当の守谷だと思っていますか?」と獅子雄に訊く場面もあったことから、本物の守谷が別にいるのではという指摘も挙がっているが、他にも視聴者が気になる台詞があったという。
「獅子雄と守谷が初めて顔を合わせた際、守谷が『あなたの想像と違いましたか?』と語り掛ける場面がありましたが、これについて視聴者も『大違いだよ!』『視聴者に言ってるの?』と激しく反応していました。どうやら、獅子雄と同時に視聴者にも語り掛ける、メタ的な演出だったようですが、悪い意味で違い過ぎた上、守谷にあるはずのカリスマ感もなかったため、失笑を買うセリフとなってしまったようです」(同)
次週には特別編も放送される本作。守谷について他に明らかになることはあるのだろうか――。