今週の中山デビューの注目馬は、9月9日(日)第6Rダート1800m戦でデビュー予定のダイワブレイディ。牡、美浦・菊沢隆徳厩舎。父チチカステナンゴ、母ダイワジェラート、母父フジキセキ。生産は千歳市・社台ファーム、馬主は大城敬三氏。近親に中央で5勝を挙げているOP馬・マルカバッケンや、昨年の紅梅Sを勝ったモアグレイスがいる。チチカステナンゴ産駒は今年中央で9頭デビューしているが、1勝馬1頭、2着馬2頭、掲示板内3頭と好走率が高い。しかし、好走したのは全て芝で、ダートで走ったのは1頭だけでしかも着外。データが少ないのでダートではダメということではないが芝の方がベター。今回はチチカステナンゴ産駒2頭目のダート戦なので、どこまで走るか注目したい。仮にダートがダメでも芝で使われたら狙ってみたい1頭。なお、鞍上は横山典弘騎手を予定している。
阪神デビューの注目馬は、9月9日(日)第6R芝1400m戦でデビュー予定のディアデラマドレ。牝、栗東・角居勝彦厩舎。父キングカメハメハ、母ディアデラノビア、母父サンデーサイレンス。生産は安平町・ノーザンファーム、馬主はキャロットファーム。クラブ法人キャロットクラブの募集馬で総額3200万円。母は2005年フローラS(GII)や2007年京都牝馬S(GIII)を勝ち、GI3着が3度ある名牝。近親には昨年のステイヤーズS(GII)を2着したイグアスや、2008年ファルコンS(GIII)を勝ったダノンゴーゴーがいる。本馬は柔らかみがあり、牝馬らしい体つきをしておりいかにも切れがありそうだ。気性もおとなしく距離の融通も利きそう。初戦から期待したい。鞍上にはアメリカ帰りの福永祐一騎手を予定している。
※出走予定競走には、馬の体調、抽選非当選により出走しない場合があります。
〈プロフィール〉
ハッシー
山梨県出身。北海道・浦河にある生産牧場での牧童経験を活かし、馬の適性を見極める。特技は寝わら上げ。本サイト毎週火曜掲載の「ハッシーの地方競馬セレクション」も担当している。