search
とじる
トップ > レジャー > ハッシーの中央競馬新馬セレクション(9/9中山・9/9阪神)

ハッシーの中央競馬新馬セレクション(9/9中山・9/9阪神)

 先週ピックアップした2頭。新潟デビューと紹介したアディシオンだが、今回は登録だけで9月16日の芝1600m戦へ出走する予定とのこと。小倉デビューのタガノエンブレムは、若干もっさりとしたスタートを切るが、馬任せの位置取りで中段からの競馬。残り800mあたりからペースが上がると徐々に仕掛けられながら先頭に迫って行く。最終コーナーでは内にいた馬が進路を外に取ったため、一緒に外へ行く形となり大外を回りながらじわじわ加速し始める。残り100mからはトップスピードになり鋭い脚を繰り出し見事1着。初戦ということもあり直線で少しもたもたしたところはあったが、トップスピードの脚は良いものを持っている。まだ体に余裕があるので一回使って次はさらに良くなってくるだろう。以前当コラムで紹介したラウンドワールドが札幌2歳Sで、クラウンレガーロが小倉2歳Sで共に2着に入り実力を見せてくれた。両馬ともこれからが楽しみである。

 今週の中山デビューの注目馬は、9月9日(日)第6Rダート1800m戦でデビュー予定のダイワブレイディ。牡、美浦・菊沢隆徳厩舎。父チチカステナンゴ、母ダイワジェラート、母父フジキセキ。生産は千歳市・社台ファーム、馬主は大城敬三氏。近親に中央で5勝を挙げているOP馬・マルカバッケンや、昨年の紅梅Sを勝ったモアグレイスがいる。チチカステナンゴ産駒は今年中央で9頭デビューしているが、1勝馬1頭、2着馬2頭、掲示板内3頭と好走率が高い。しかし、好走したのは全て芝で、ダートで走ったのは1頭だけでしかも着外。データが少ないのでダートではダメということではないが芝の方がベター。今回はチチカステナンゴ産駒2頭目のダート戦なので、どこまで走るか注目したい。仮にダートがダメでも芝で使われたら狙ってみたい1頭。なお、鞍上は横山典弘騎手を予定している。

 阪神デビューの注目馬は、9月9日(日)第6R芝1400m戦でデビュー予定のディアデラマドレ。牝、栗東・角居勝彦厩舎。父キングカメハメハ、母ディアデラノビア、母父サンデーサイレンス。生産は安平町・ノーザンファーム、馬主はキャロットファーム。クラブ法人キャロットクラブの募集馬で総額3200万円。母は2005年フローラS(GII)や2007年京都牝馬S(GIII)を勝ち、GI3着が3度ある名牝。近親には昨年のステイヤーズS(GII)を2着したイグアスや、2008年ファルコンS(GIII)を勝ったダノンゴーゴーがいる。本馬は柔らかみがあり、牝馬らしい体つきをしておりいかにも切れがありそうだ。気性もおとなしく距離の融通も利きそう。初戦から期待したい。鞍上にはアメリカ帰りの福永祐一騎手を予定している。

※出走予定競走には、馬の体調、抽選非当選により出走しない場合があります。

〈プロフィール〉
ハッシー
山梨県出身。北海道・浦河にある生産牧場での牧童経験を活かし、馬の適性を見極める。特技は寝わら上げ。本サイト毎週火曜掲載の「ハッシーの地方競馬セレクション」も担当している。

関連記事


レジャー→

 

特集

関連ニュース

ピックアップ

新着ニュース→

もっと見る→

レジャー→

もっと見る→

注目タグ