事の発端となったのは、くつざわ氏が19日にツイッターに投稿したあるツイート。この前日、ジャーナリストの伊藤詩織さんが元TBS記者の山口敬之氏から性的暴行を受けたとして、損害賠償を求めた訴訟で勝訴していたが、これを受けてくつざわ氏は「性交相手の男を、女性が社会的・経済的に攻撃できるという判例ができてしまいました」とツイート。さらに、「恋をして結婚したい男女にとって最悪な判決です。日本を滅ぼしたい界隈は、少子化が進んで万々歳なのかな」と苦言を呈していた。
これには、「そもそも山口氏は妻子持ちなので言ってることズレてます」「望まない性交と普通の性交の区別がつかないんですか?」など疑問の声が多く集まっていたが、その後、くつざわ氏は20日になって再びツイッターを更新し、「性交事後訴訟から男性を守る目的で『性交承諾書』のフォーマットを作成してみました」として、「性交承諾書」と書かれた文書を画像でアップ。そこには、「私こと【住所・氏名】(以下、甲とする)が、【住所・氏名】(以下、乙とする)と【年 月 日 時より にて】行った性交は、完全に両者の同意も下で行ったもので、後日『合意無き性交』として判事にかけ、賠償金を請求することは決して行わないことに承諾する(原文ママ)」と書かれており、最後には署名捺印欄が一つ設けられていた。
これにくつざわ氏は、「そういう機会が多い男性は、プリントアウトして持ち歩くことを推奨いたします」としていたが、これに対しネットからは、「酒飲ませて無理やりサインさせるんだろな」「脅迫されて書かされた場合はどうなるの?立証できなかったら泣き寝入り?」「ふざけすぎ。そして、伊藤さんへのセカンドレイプ」という批判や、「つまり、男性は合意を確認しなくても常に喜んで性交するものと思われてるんですか?男性蔑視ですよ」「相手を『甲』として、自分を『乙』とするのが国際的な契約書でも一般常識ですよ」といった指摘が集まっている。
一方では、「避妊という条件を明示する欄と、ただし泥酔や、ドラッグなどを投与されて酩酊していないこと、ただし自分で身動き取れない状態で、男性に部屋まで担いで運ばれていないこと、ただし、妻子がいないことを追加すればいいんじゃないですか?」「第三者の署名も必要かも知れませんね。酔っ払ってる時の署名は無効とされるかも知れません」といった具体的な改善案も出ていたが、くつざわ氏がネットユーザーの声に対し反応することはなかった。果たして、くつざわ氏は今後、これらの声に耳を傾けることはあるのだろうか――。
記事内の引用について
くつざわ亮治公式ツイッターより https://twitter.com/mk00350