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三浦皇成が史上最速100勝&重賞2勝目に王手

 スーパールーキー・三浦皇成騎手(美浦・河野厩舎)が、また新たな記録達成を目前にしている。昨年は91勝で新人最多勝記録をつくったが、今年は8勝を積み上げて通算99勝。今週の土、日であと1勝すれば、武豊騎手が1988年4月16日にマークした史上最速100勝到達記録を約2カ月速く更新することになる。東京メーンの「共同通信杯」では伏兵視されるショウナンアルディの騎乗も決まり、2つ目の重賞タイトルゲットも夢ではない。

 史上最速100勝達成にリーチをかけながら、1月25日の中山5Rで2日間の騎乗停止処分を受け、記録更新が今週に持ち越しとなった三浦皇成騎手。だが、「いい勉強になりました」と前向きにとらえているあたりが、並の新人と違うところ。
 「先週はテレビで競馬を見ていましたが、乗れないことが一番の反省ですね。みんなに迷惑をかけたし、頼まれていた馬が勝ったりしましたから…。これまでがうまくいきすぎていたので、自分を見つめ直すいい機会になりました」
 売れっ子だけに、仕切り直しとなる今週は騎乗依頼が殺到。土、日2日間で18鞍に騎乗する予定だが、あくまでも自然体でいきたいという。

 「意識はしていますが、記録更新は時がくればできることですから。勝ちたい気持ちが強くなりすぎたのが騎乗停止の原因。ボクが勝たせるのではなくて、勝てる馬で勝たせてもらうだけ。初心に戻って一から頑張るつもりです」
 とはいえ、楽しみな馬は多い。注目のメーン・共同通信杯には「デビューの時から見ていて、1度乗ってみたいと思っていた」というショウナンアルディの依頼を受けた。キャリア2戦の1勝馬だが、前走の中京2歳Sでは後方から上がり3F34秒3の切れ味でクビ差2着に突っ込み、オープンでのメドは立っている。
 昨4日の追い切り(ポリトラック)では、自らが手綱を取り、5F64秒7、ラスト1F11秒5(馬なり)をマーク。併走馬にあっさり3馬身先着した。
 「若さはあるが、いいものを持っていますね。直線で抜け出してからもさらに伸びようとしていましたから。レースでも終い勝負になればいい競馬ができそう。まだもまれたことがないので、そこをうまく攻略したい」と意欲満々だった。

 人は挫折を味わって、またひと回り大きくなるという。週末には新記録達成と重賞Vの二重の喜びが待っているかもしれない。

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