前走のさざんかSは2着惜敗。自信満々で挑んだが、マヤノベンケイを捕らえ切れなかった。「メンバー的にも勝てると踏んでいたんだけどね。中1週の影響で馬体が減ってしまい、イライラしていた」と橋口師は振り返った。
この中間はそのあたりを考慮してじっくり調整された。「460kg台まで回復しているし、今度は力を出せる」と反省は生かされている。
この馬の持ち味は何より鋭い末脚。「2度負けているけど、(自分より)後ろの馬に差されたことは一度もない。京都の外回りならチャンスは十分でしょう」と指揮官は2005年のペールギュント以来、3年ぶりのシンザン記念勝利に手応えを感じていた。
【最終追いVTR】3歳オープンのフローテーションを先導役に半馬身後方から追走した。前半からスムーズな走りで余裕たっぷりにラストの追い比べを迎えた。ここで併走馬が大きくヨレたスキを突いて3馬身先着。追い出してからの反応も良く、体調は文句なしだ。