連覇の(あかつき)に協賛するパチンコメーカーKYOURAKUへの“入団”をぶち上げている藤田。その真意は女子社員とお知り合いになって親密になるという何とも邪(よこしま)な動機だが、とにかく悲願の連覇に向けて並々ならぬ闘志を燃やしている。その最大の障害となるのが、ことし2連敗を喫しているドラゴンゲートの望月成晃との1回戦だが、藤田は天敵退治の秘密作戦を準備している。
藤田はみちのくプロレス時代に「望月に連れられよくパチンコ店に行って裏技を教えてもらいました。あと、いろんなお店に連れってもらったッス」という。そこで編み出したのが“藤田流3つのニンジン作戦”だ。
藤田は「(情熱杯)優勝賞金(100万円)をチラつかせるッス」「KYOURAKUの社員になってパチンコの裏ワザを教えてあげるッス」「優勝したら合コンに誘ってあげるッス」などと望月に対して3つのオイシイ条件を提示したのだ。
藤田の思惑通り“ワイロ”に望月が乗るかは神のみぞ知るところだが、「オレの知っている望月なら、この3つで落ちないはずはない」と藤田は何やら自信満々。いずれにせよ昨年の覇者とは思えないあまりにセコイ作戦であることに変わりはないが…。藤田の迷走はもはや止まりそうにない。