◎レッドアルヴィス
2歳王者アジアエクスプレスの取捨が難しい。1番人気に推された前走ユニコーンSでよもやの12着…インで位置取りが悪くなったとはいえ、まったく伸びる場面もなく勝ち馬から1.7秒差の惨敗だった。デビュー2戦のダートを圧勝しており適性に問題はなく、敗因? 目一杯に仕上げた皐月賞の後の一戦で、体調、メンタル面に微妙な調整の狂いが生じていたのかもしれない。その後、JDダービーを回避して立て直しを図っており、前回のようなことはないだろうが、どこまで復調しているのか判断が難しい。本来のデキに戻れば勝ち負け必至なだけに当日の気配に注意したい。
ユニコーンS快勝で一気に株を上げたレッドアルヴィスが引き続き順調にきており、ここも好勝負になる。前走から1F延びるが、1600mであれだけ積極的な競馬が出来る馬、1800mなら持ったままで追走し、楽々と抜け出すシーンが浮かぶ。
他では、JDダービーを物差しにすると、勝ったカゼノコと接戦歴のあるアスカノロマン、そして早目先頭から0.1秒差に粘った4着のノースショアビーチ、同5着のランウェイワルツの3頭が浮上する。中でも、中間に好調教連発のノースの気配の良さが目につく。
馬連 (3)→(4)(7)(10)(13)
3連単 フォーメーション (3)(13)→(3)(10)(13)3→(3)(4)(7)(10)(13)
<プロフィール>
仲町通(なかまち・とおる)
在京スポーツ紙の競馬記者として美浦・栗東トレセンに足を運ぶこと20年。厩舎関係者への綿密な取材の下、穴党として数多くの万馬券ヒットの実績を持つ。この春、フリーとして転身。本名非公開。
※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。