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『パーフェクトワールド』、“一途”なはずの人物の過去に疑問の声 視聴者の夢が壊れた?

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瀬戸康史

 火曜ドラマ『パーフェクトワールド』(フジテレビ系)の第9話が18日に放送され、平均視聴率が6.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)だったことが分かった。第8話の6.1%からは0.5ポイントのアップとなった。

 第9話は、一度は別れた樹(松坂桃李)とつぐみ(山本美月)だったが、お互い自分の気持ちに嘘をつくことができなくなり、もう一度やり直すことに。つぐみと婚約した洋貴(瀬戸康史)はそれを察し、樹の元へ行き、「一回だけ殴らせてもらっていい?」と怒りを露わに。一方、樹も自身に想いを寄せているヘルパーの葵(中村ゆり)に、関係を整理しようと切り出し――いう展開が描かれた。

 昔から一途に想い続けてきた洋貴と別れて、樹とやり直すことを決意したつぐみだが、視聴者からは呆れ声が聞かれているという。

 「本当に好きな人がいるにも関わらず、自分を想ってくれる他の男性と付き合ってしまい、しかし自分に嘘が付けず、最後にはもともと好きだった男性と結ばれる、というパターンはトレンディドラマなどでもありがちだった展開。しかし、今回は婚約までして式場を予約したのにも関わらず、つぐみがほとんど葛藤もなく別れを選択するという展開に。洋貴が完全に“当て馬”になってしまったことで、視聴者からは『婚約まではしないでほしかった』『自分勝手どころの話じゃない。洋貴はちゃんと慰謝料請求したほうがいい』というツッコミが噴出してしまいました」(ドラマライター)

 しかし、そんな洋貴の“一途”ぶりにも、疑問の声が集まっている。

 「作中、葵からバーに呼び出された洋貴が『(片思いの)30年間誰とも付き合わなかったの?』と聞かれ、『付き合いましたよ。長続きしませんでしたけど』とつぐみの他にも彼女を作っていたことを告白しました。これまで、つぐみに対し一途であることが最大の特徴だったのにも関わらず、実は、他にも彼女を作っていたということに対し、視聴者からは『がっかり』『全然一途じゃないじゃん』という声が殺到しています。しかし、一方では『逆に誰とも付き合ってなかったら重すぎ』『30歳で何もない方が嫌』という反論も。“洋貴派”という女性視聴者も多くいたこともあり、視聴者の間では論争に発展してしまったようです」(同)

 さまざまな要素で盛り上がりを見せている本作。次週最終回はどのような展開になるのだろうか――。

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